暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico11ザンクト・ヒルデ魔法学院〜School tour〜
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線軌道でトリシュちゃんに殺到する。続けて「バルムンク!」剣状射撃魔法を、ブリューナクの着弾時に巻き起こった爆発を包囲する形で展開、そんですぐさま発射する。立ち上る煙へとバルムンクが突入した瞬間・・・

『上です!』

「うんっ!」

トリシュちゃんが直上に跳んだ。その体勢はすでに魔力矢の発射態勢。高低差を利用されたら勝てるもんも勝てへん。攻撃される前に空へ上がるために飛行魔法準備。そんで膝を曲げたとほぼ同時、「行ってください!」トリシュちゃんが矢を射って、わたしが跳び上がった直後に地面に着弾。

――突き上がる狂乱の山脈――

直径20mほどのベルカ魔法陣が広がったと思えば、そっからドリル状の岩石による剣山が発生した。1つの岩石がわたしの居る高度にまで到達。それをバレルロールで回避した時、『マイスターはやて! トリシュが矢の発射態勢に入りましたです!』リインから警告。剣山の先端高度から脱出。と、トリシュちゃんがある1本の岩山の先端に立って、わたしに向けて弓を構えてた。

「クラウ・・・!」

――翔け抜けし勇猛なる光条――

「ソラス!」

咄嗟に放つんは砲撃クラウ・ソラス。トリシュちゃんも矢を射るとソレは砲撃となって、わたしの砲撃と真っ向から激突。爆発が起きる。狙い撃ちされへんようにすぐにその場から離れる。

――群れ成す煌きの啄み――

直後、煙の向こう側から光の矢が38本と突き抜けて来た。誘導操作系やないおかげで、その脅威をまともに受けずに済んだ。

「リイン!」

『はいです!』

――ハウリングスフィア――

魔力球6基(ユニゾン中やから出来る数や)を配置。晴れ始めた煙の中にトリシュちゃんの姿を確認した。トリシュちゃんもわたしに気付いたようで、わたしに向けて弓を構えて、魔力矢を創り出して弦に構えようとした。
それこそわたしの狙ってたチャンスや。矢を創って弦に番えるまでの短い間、攻撃は出来ひんし防御も即座に発動できひんはず。回避の可能性もあるけど、それを妨げるための多弾砲撃や。届け、わたしの一撃。

「『ナイトメアハウルッ!!』」

“シュベルトクロイツ”からの1本、トリシュちゃんを包囲するハウリングスフィア6基から6本、計7本の砲撃がトリシュちゃんに向かう。決まった、って思うた。そやけど≪Explosion≫“イゾルデ”の握りと胴の付け根が上下にスライドして、カートリッジシステムが露わになった。そんで2発のカートリッジをロード。

「中伝・紫電一閃!」

「『炎熱付加!?』」

“イゾルデ”の剣のような胴部分が蒼炎に包まれて、わたしとリインの砲撃が全弾斬り裂かれて対処されてしもうた。今の魔法は間違いなく、シグナムの紫電一閃や。トリシュちゃんは続けて「中伝・二剣飛翔刃!
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