暁 〜小説投稿サイト〜
バカとテストと白銀(ぎん)の姫君
Cross Road 〜運命の交点〜 (五月)

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「千早さん、お昼なんだけど一緒にどう?」
昼休みになっていつもの面々と屋上で食べようかと思っていると、友香さんがFクラスにやってきた。
CとFは新校舎の端と旧校舎の真ん中あたりと、同じ階にあるだけでかなりの距離があるのだけれど。何か僕に特別話でもあるのだろうか。
「皆さん、申し訳ありません。食堂に行って参りますね」
「行ってらっしゃい、また次の時間にね!」
「おう、行ってこい」
吉井と代表に少しだけ頭を下げて、お弁当(史謹製)を持って友香さんに並ぶ。
「千早さんはお弁当なんだ、ごめんね付き合わせることになって。」
「いえいえ、では参りましょうか」
 飲み物を自販機で購入して、僕は先に席を座った。
一方の友香さんはというとカウンターに駆けていき直ぐに日替わり定食を貰ってきた。一つ前の休みの時から定食を予約をしていたらしい
二人で向かい合わせに座り、手を合わせてからそれぞれのお昼を食べる。
ざわざわと騒がしい食堂ではあるけれども、個人個人が確保することのできるスペースは断然広い。これもまた政府優遇の試験校ならでは、と言ったところだろうか。

「それで友香さん、どのようなご用件でしょうか」
食事も済んだところで僕はそう切り出した。
「改まるほどのことでもないのよ、五月の中旬にうちの学祭…清涼祭が開かれるのは千早さんも聞いているよね」
うつむき加減の友香さんに言われ、清涼祭について自分が知っていることを思い出してみる。
「えぇと…何でも各クラス殆ど自由に出し物をすることが出来る、かなり自由どの高いものだと聞いております。最もうちのクラスはあまり乗り気では無いようなのですが……」
そこで学祭とかただメンドクサいだけじゃないかと言っていた代表殿をつい思い出す。
「そう、Fクラスは乗り気じゃないんだ…」
そこで目線を僕の後ろに向けた友香さん、その先を辿ると何故かCクラスの女子陣が集まっていらっしゃる。
何だろう、もうイヤな予感しかしないのですが。
「じゃあうちのクラスの手伝いをお願いしても良いのかしら?」
「……拒否権は在りますか?」
「私も渡して上げたいのだけれど……ね」
いつの間にか友香さんの後ろに待機している二人組のCクラスの女子生徒が真っ正面から期待に満ちた眼差しを送ってくる。
「この子たちを説得できるなら良いわよ」
成る程
「……本腰を入れないので宜しいのでしたら、お受けしましょう」
降参します
「そこは大丈夫よ、代表権限で黙らせるから。」
その言葉にギクリと肩を震わせる女の子たち、一体友香さんは何を…
「それならばいっそのこと、代表権限で私に拒否権を……」
「うるうるといった感じの、私たちを見捨てないでくださいって感じで遠くからじっと見つめてくるだけの無言の訴えに、四六時中囲まれても構わないと
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