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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第六十六話 ジョグレスについて
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うなタイプだ。」
それだけ言うと、会釈をして泉家を出ていく。
太一「流石にあれは俺も言い過ぎだと思うぞ?」
タケル「分かってるよ…僕もそんなつもりじゃ…」
ヤマト「大輔の言葉につい…か?被害者本人によくもああ言えたな…」
ヤマトは溜め息を吐いた。
こいつはやっぱり自分より太一にそっくりだ。
特に自分の意見とか考えとか押し付けようとするところが特に。
ヤマト「しばらく大輔と顔を合わせない方がいいぞタケル…」
少なくてもあの時の大輔は本気でタケルを殺そうとした。
まあ、タケルの自業自得なところもあるが。
ヤマト「代わりに俺が謝っとくから、首の痣をちゃんと隠しとけ。大事になるのは避けたいしな」
タケル「……うん」
納得していないと言いたげなタケルにヤマトは苦笑した。






























ヤマト「さて、謝るのはいいが、どう謝るかな…?」
もしかしたら、タケルの兄ということで半殺しにされるかもしれないが殺されるよりはマシだ。
本宮家に向かう途中にある公園で大輔の姿を見つけたヤマト。
半殺しを覚悟して大輔に歩み寄る。
大輔「…何の用ですか石田さん…」
名前で呼ばない大輔に苦笑してしまうが、ヤマトはタケルのことを言う。
ヤマト「いや、タケルが悪かったな。あいつも悪気は…」
大輔「悪気がない分、タチが悪いですよ。本気で闇が悪者だと決め付けている大馬鹿なんだから」
ヤマト「………」
大輔「パタモンが…あいつのパートナーが闇に奪われたことに対する怒りや憎しみは理解出来ます。でも、あいつに闇だからって全ての存在を否定する権利なんかありません」
ヤマト「大輔…」
大輔「なっちゃんだって、生きたかったのに…闇なんて関係ない。なっちゃんは天然で明るくてとても優しい女の子だったのに………帰って下さい。これ以上話してると、また暴れてしまいそうなんで」
ヤマト「分かった。タケルには俺がよく言っとく。すまなかったな大輔」
謝罪を言うのと同時に弟の無神経な発言が大輔を深く傷つけてしまったことを知り、ヤマトは深く溜め息を吐いた。
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