暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
unknown 1
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
され神代における【権能】の域に達すると言われる。

(ざっと調べただけでこれだけのことがわかったけど…………)

改めて調べてみると俺たちのいた世界の聖杯よりも強烈なものであると同時に恐ろしいものだ。この聖杯を手に入れた者のいかなる願望を叶えてしまう。人を生かすも殺すも自由ということ。だが、逆に…………

「これを手にすることができれば、正義の味方など必要ない平和な世界が作れるということか?」

「……………そう言ったことができるだけの力はあるんだろな。どうだ?マスターの願いである誰もが幸せになれるチャンスかもしれんぞ」

読んだ限りアーチャーの言う通りの世界が作れるだろう。だが、

「こんなもの俺には必要ないさ」

誰もが幸せになるであろう世界の実現か。心惹かれるものがあるけど今の俺には関係のない話だ。この聖杯はあくまでこの世界のもの。部外者である俺には手に負えない。
しかし、聖杯の力を使えば俺がここにいる理由も元の世界に変えることも可能かもしれない。何時までもこんなところにいたら遠坂達が心配をかけてちまうからな。

「………というと思ったよ。さてそろそろアリーナに行くとしようマスター」

「もうそんな時間か?」

気がつくと時計の針は12時を回っていた。この世界の時間の流れは早い気がする。情報を集めていたから時間が尚更早くすぎたのか。集中するのはいいけど気をつけたほうがよさそうだ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ