暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
象徴武器と知り合いと真の実力
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った。

そうですか、と藍子ちゃんが言って、しばらく会話した後、別れた。ただ・・・僕は少しだけ気がかりがあった。

藍子ちゃんが最後に言ったのだ。

「ユキさん・・・貴方に言うのもおかしいですけど、もし私に何かあったら・・・妹を、木綿季を、頼みます」

そう言って、藍子ちゃんは去っていった。

この言葉の意味が分かるのは、かなり後のことだった――――――――――。

「だから!言ってたでしょ?抜けたくなったらいつでも抜けるって!」

近くからの声。急いでそこへと向かう。

この声は・・・リーファさんだ!駆けだすとそこには無骨な男が。手を振って駆け出す。

「リーファさぁーーーーーん・・・!!」

僕は男が笑ったのを見た。よく見てみると。人か?いや、人じゃない!!

「リーファさんっ!!退けぇええええぇぇぇぇぇえっ!!」

「えっ」

リーファが叫び声を上げる前には、男の姿は変わっていた。瞬間、ユキが咄嗟に庇い、共に森の方へと吹き飛ばされる中、そいつは口を開いた。

「よう・・・兄弟」

「おまえかあああああっ!!」

バンッ!!凄まじい衝撃と共に、全身の空気が吐き出される。そして地面に接触し、急いで立ち上がるが、既にクライの姿はない。

「―――――っ!!」

「超変身・・・っ!」

緑のクウガ、ペガサスフォームへと変身する。超感覚で姿や音をとらえるものの、激痛で体が思うように動かない。

思い切り蹴られる。殴られる。

「おい、どうした」

「立ち上れよ」

「こんなもんじゃ、俺たちの復讐は終わんねえ」

クライが、腕のブレードを展開した、その時―――――――――。

(生きなさい・・・)

(ほら・・・君が)

その姿は。伝説の。彼らがいたから。僕らが造られた。

(その正義の(こころ)を・・・)

(誰かを救うために!!)

(一文字隼人)

そして・・・・。

(本郷・・・・猛!!!)

本郷猛は、笑った。そして・・・腕を上げて・・・サムズアップ。隼人はカメラを持った。



ゆっくりとユキは立ち上がる。クライは笑みを作った。

「そうだ・・・こ」

口を開く前に、拳が飛ぶ。

凄まじい速さで、強く、正確に拳が繰り出される。

凄まじい拳のラッシュが、クライに襲いかかる。

(なんだ・・・!?)

さっきと様子が違う。何よりその眼には、覚悟が滲んでいた。

(力も・・・技も・・・段違いだ!!)

「君みたいな人のために」

「誰かの涙は見たくない」

「みんなに笑顔にいてほしいから」

「なにより・・・・」

「好きな人を守りたいから!!」

ユキの右手に銀色
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