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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
空白期 第21話 「ユーリとお出かけ その3」
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と思っただけで」

 俺と似た瞳。そのユーリの言葉に自然と俺の視線ははやてへと向き、同じようにこちらを向いていた彼女と目が合った。
 ――……似てるか?
 色や大きさに差はあるとは思うが、こういうことなら他の子にも当て嵌まってくるだろう。俺とはやてのみということは、何かしらの共通点があるはずだ。
 他の子とはない俺とはやての共通点……それはあれくらいしかない。だが俺はともかく、はやてのことまではユーリは知らないはず。直感的に見抜いたのだろうか?

「うーん……似とる?」
「いや、あんたはともかくあいつの目をそこまで見たことないから。そもそも、あたしはあいつと付き合い薄いし。すずかは?」
「え……まあ似てるといえば似てるかも。言葉にするのは難しいけど、あえて言うなら宿ってる何かが一緒って感じ?」
「あぁうん、ショウくんもはやてちゃんもお互いのこと大切に思ってるわけだしね」

 知らない人間がいないとはいえ、いやいないからこそ反応の仕方に困る発言だ。
 確かに俺ははやてのことは大切に思っている。親しい友達であり、家族にも近い存在だ。だが恋愛対象かと言われれば、今は違うと言うほかにない。本格的に思春期を迎えるであろう中学生頃になれば違ってくるかもしれないが。
 ――いや待て、今考えるべきはこんなことじゃない。何故なら、この場にはユーリがいるんだ。俺の予想が正しければ……

「ということは、ショウさんとハヤテさんはそういうことなんですか!?」

 キラキラと目を輝かせながら俺とはやてを交互に見るユーリ。予想通りの行動に俺は自然と肩を落とした。面倒な方向に話が進んでしまった。

「そういうこと?」
「なのは……」
「なのはちゃん……」
「あんたね……」
「え? え?」
「あぁええよ。こっちでどうにかするから。ただちょいと黙っといてな」

 少女達の発言からして、理解できていないのは高町だけのようだ。悪気がないだけに責めるようなことはできないが、理解できていないのにあのような発言するのは性質が悪いと言わざるを得ない。はやての言ったように黙っててもらうのが得策だろう。

「ユーリちゃん、あんなぁ」
「はい!」
「わたしとショウくんはそんなんやないよ」
「え? でもハヤテさん、ショウさんのこと好きですよね?」

 どストレートな問いかけにさすがのはやても息を詰まらせた。どう答えようか迷っているようで、視線がさまよい始める。不意に俺と目が合った彼女はしばしこちらを見つめた後、覚悟を決めたのか大きく息を吐いて口を開いた。

「それは……まあ好きや」
「ですよね。見ただけで大好きなんだなって分かります! どういうところが好きなんですか?」
「どうって……それは……その」

 顔を赤らめて指をもじもじと
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