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黒猫が撃つ!
二弾 再会する者、企む者、怒る者??
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アリアは叫び返した。

「風穴開けてやる!」

「俺関係ねえだろう??」

「うるさい、うるさい、うるさーい」

女生徒達の『小学生発言』に対してアリアが喚く。
アリアにとって身体的な特徴を侮辱されるのは鬼門のようだ。
その怒りの矛先を発言した女生徒達には向けずにその場にいただけの俺に向けてくる理由は解らないが、とにかくアリアが持つ大型の自動拳銃、あれを取り上げないとまた俺は撃たれる。そんな予感がした。

「あんたがそんな姿してるから私まで子供扱いされるのよ。
早く元に戻らないと風穴開けるわよ」

「無茶苦茶だろ!」

随分と無茶な事を言ってくるな、この少女は。
俺もできるなら今すぐ元の姿に戻りてえよ!

「お前が小学生みたいな背丈してるのが悪いんだろうが」

「なっ、だ、誰の背丈が小学生よ??」

あっ、言っちまった。

______バッキューン。
______バチィッ。

あっ、と思った時には時遅く。
二発目の銃弾は俺の右肩に向かって飛んできたが、俺は装飾銃(ハーディス)の爪を使って銃身で弾を滑らせて弾道を変えてから叩くようにして爪で飛んできた銃弾を弾き返した。

「オイ、アリア。撃ったからには覚悟できてるんだよな?」

「何の覚悟よ?」

「撃ち返される、やり返される覚悟だ??」

「そんなの当たり前でしょ!武偵なら撃つ覚悟も撃たれる覚悟も当然あるわよ」

周りの奴ら(アリアと同じ制服の少女達)も頷いている。どうやらここでは撃ったら撃たれるというのは当然の事のように思われているようだ。

「俺に撃たれて倒されても文句言うなよ」

「ふん、上等よ!風穴開けてやるわ」

「ならお前に不吉を届けてやるよ!」

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