暁 〜小説投稿サイト〜
黒猫が撃つ!
二弾 再会する者、企む者、怒る者??
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ー候補のアンタには話しておきたい事があるわ」

「えー嫌だ」

「何でよ??」

「絶対ロクな目にあわね「美味しいミルクあるわよ」よし、何時がいい?」

アリアは見かけによらず上品な育ちの良さがある。きっといいところのお嬢さんなんだろう。
そんなお嬢様なアリアがオススメするミルク。きっとメチャクチャ美味いミルクなんだろう。
親指を立てて微笑んだ俺に呆れた目でアリアが見つめてきたがミルク飲めるのならアリアの部屋に行くくらいどうって事ねえ!

「……そうね。トレイン(アンタ)だし……それじゃあ、8時に女子寮の温室前まで来て」

「8時だな!
ミルクに合う茶菓子とか用意しておいてくれ!」

そう言って寮の入り口から外に出たがアリアは何を思ったのか俺の後をついてきた。
追い返すのもどうかと思った俺はアリアを連れてコンビニに向かった。
アリアと並んでコンビニに入った俺は飲み物売り場に向かった。
様々な商品が並ぶ中、牛乳売り場にある紙パックの牛乳を手に取る。
本当は瓶に入ったミルクがいいのだがこの辺りのコンビニにはおいていないので仕方なく紙パックの物で我慢している。買い物カゴの中にミルクと魚肉ソーセージや寿司を入れてアリアがいるデザートコーナーに向かう。アリアは大量の桃まんをその小さな手で取れるだけ持ち俺が持つカゴの中に入れた。
一、二、三……合計13個もの桃まんがカゴの中に入れられた。
これ一人で食べれるのか、という疑問を最初は持ったがアリアと出会ってから数日でその疑問が愚問だと身にしみた。アリアは大量の桃まんを次々と小さな口の中に入れてあっという間に平らげてしまうからだ。
会計を済ませて(金はスヴェンから渡された小遣いがある)店を出た俺達は直ぐに寮には帰らずに武偵高があるこの島『学園島』を散策することにした。
紙パックのミルクを片手にがぶ飲みしながら歩いているとチラホラ視線を感じた。
視線の先にはアリアと同じ制服を着た女子生徒達がいた。
微笑ましいものを見るような目でこちらを見てくる。

『あの子、可愛い!』『隣りの子は彼女?』『最近の小学生達は進んでるのねー』などと言った声があちこちで聞こえてきた。

「か、彼女??」

アリアは彼女呼ばわりされたのが嫌なのか顔を真っ赤にして俯いていたが「小学生」の言葉を聞いた途端、スカートの中、太ももにあるホルスターから銃を抜いて烈火のごとく怒り狂った。

「あ、あたしは……あ た し は 高 2 だ??」

そう叫んだアリアは銃のトリガーを引き______

______ばぎゅぎゅん。

俺の足元に銃弾を撃ち込んだ。

……ってちょっと待ってくれ!

「ちょっと待て!
俺は何も言ってねえ!」

そう叫ぶ俺の声を無視して
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