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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth19狂いたる災禍騎士団〜Pl?nderer ordeN〜
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†††Sideヴィータ†††

「「オーディン!」」「オーディンさん!」「我が主!」

化け物みたいな体になっちまったアンナ。それがすげぇショックだった。助けるって約束したのに、誓ったのに・・・助けられなかった、守り切れなかった。そのアンナが発生させた水柱の包囲がオーディンを呑み込んで、海中に引きずり込んだ。
頭ん中がごちゃごちゃして訳わかんねぇのに、オーディンが危ねぇってのだけはハッキリしてて。だから「助けねぇと!」オーディンが沈んだ場所へ全力で翔ける。シャマルにザフィーラ、シュリエルもあたしに続く。けど・・・

「魔神はあの異形の女に任せ、我々にはお前たち残りの騎士の討伐が命じられている」

元人間だったキメラ達が集まった騎士団プリュンダラー・オルデンって奴らがあたしらに向かって来ていた。さっきアンナに殺されたアイツらと同じデケェ鳥に熊、新しく獅子?(翼があって尻尾が蛇。そんでもって獅子の頭の両隣りに狼と山羊の頭もある。って何でもありかよ!!)も。
つうかこんな時に「邪魔をすんなぁぁああああああッ!」“アイゼン”を大きく振りかぶる。後ろに居るシュリエルも「退けぇぇぇええええッ!」そう叫びながら、血色の短剣ブルーティガー・ドルヒを数十発って掃射した。熊にはザフィーラの「うおおおおおおおッ!!」鉄拳制裁。ソイツらは回避や魔法陣の障壁を展開して防御。あたしは回避した奴(甲冑を着た鳥)に向かって、

――シュワルベフリーゲン――

魔力を付加させた実体弾フリーゲンを打ち出す。フリーゲンをさらに回避した鳥へ向かって“アイゼン”の一撃、テートリヒ・シュラークを「おらぁぁぁああああああッ!」お見舞いしてやった。んで、ザフィーラは熊の障壁を粉砕して、熊の顔面に打ち込んだ。ありゃ頭蓋骨粉々じゃね? よろけたところにシュリエルの多弾砲撃ナイトメア・ハウルが撃ち込まれた。直撃だ。
熊も力なく落ちてく。ザフィーラの一撃とシュリエルの血も涙もねぇ砲撃の直撃だし、当たり前だ。あたしの一撃は鳥の頭蓋を確実に粉砕した。まず死んでるはずだ。落ちて行ってんし。次は獅子を墜とす。そう意気込んだ時、『私は大丈夫だ。アンナは私に任せ、各騎はそれぞれの戦いに集中してくれ!』オーディンからの思念通話。

「これは驚いた。魔神は水中戦もこなすのか」

獅子が海の色んな所から上がる水柱を見てそう呻いた。あたしだってビックリだ。普通、どれだけの魔導が扱えたとしても水中戦が出来る人間なんていねぇ。

――ペンダルシュラーク――

「油断大敵よっ!」

オーディンの異常さに動きを止めてたあたし達の中で、シャマルが一番最初に戦闘再開。シャマルの攻撃が一斉に獅子へ襲いかかった。だけど「温いわっ」獅子はそう吼えて、避けもせずに真っ向からシャマルに突っ込んで行きやがっ
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