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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
神と人
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天界・神場

俺はユウキに会った翌日、天界に戻ってきていた。アスナには後で全てを聞かせて欲しいと念を押して、だ。
「……お帰りなさいませ、ダークネス様。お早いお帰りで」
神場に入ると、メイドのアルンが待っていた。
「今帰った。ジェイダは居るか?」
黒い神威を払い、元の神状態に戻ると、俺はアルンに聞く。
「ジェイダ様……ですか?」
「そうだ。ここの管理を任せていた筈だが」
頷いて言うと、アルンは少し考え、言葉を発する。
「……ええ、いらっしゃいます。しかし……」
「何処に」
歩き始めて言う。
「ええ……、奥の部屋に。ですが……」
俺はそこまで聞くと、扉を開け放つ。
途端、沢山の冷気が俺を襲った。
「ぐっ……ジェイダ!!」
黒炎を放ち、冷気を相殺すると、薄い翡翠眼が俺を見る。
彼女が、ミヤビの神状態<ホワイトライト・ジェイダリティ>。
勿論、今居るのは存在する本物である。
「ダークネス……」
「何があっ……」
言葉を紡ぎ終えようとすると、突然冷気が一段と高くなり、神器<エターナル・ブリザード>を呼び出した。
「世界の何もかも、凍れば良い!!」
「何があった!!」
すぐに手を床に付けると、紡ぐ。
「『かつていまし、今いまし、全てを燃やす紅蓮よ。今一度我に力を』」
途端、魔法陣が周囲に展開。そこから、巨大な魔法陣となって焔が吹き出た。
「『祖は焔、元素は火、今こそ出でよ!その名は<神焔業火(レーヴァティン)>!!』」
銘を叫ぶと、焔が剣を形成し、神話に残されていたロキの作った内の一つ、レーヴァティンを呼び出した。
「邪魔!」
しかし、魔法陣をジェイダが破壊すると、周囲の空間が変化する。
<自我結界>……それも<世界を作り替える能力>。
「何があったが知らんが止まりやがれ!!」
レーヴァティンを介して神力の一部を解放。神の能力<終末捕喰>を発動。
それにより、破壊していた空間を喰い、元の空間になる。
と言うか、うすーく赤くなってるのは気のせいか?
「兎に角アルン。何があった?」
すると、アルンが明後日の方を向く。……お前が原因なのはよーく解った。
「後で二人共、覚えておけ!!」
レーヴァティンをジェイダに投げ、再び手を床に付ける。
「『今ここに契約せん。我が名は<ダークネスウィング>。破壊と捕喰の神なり』」
途端、俺の回りに闇が集まり、それは二振りの剣を形成する。
「『一つは破滅、一つは終末』」
そして、空間が闇に侵食されていく。
「『歴史に置いて幾度となく行われ、そして紡がれる』」
最後に、俺の身体が銀の正装から、黒の神化戦闘の物に変わり、髪も漆黒に染まる。
「『全ては、良き平和のためにーーーーー神器<終末(アンゴル)予言者(モア)>』」
そして、剣を抜くと、全てが崩壊
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