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元虐められっ子の学園生活
生態系と厨二病
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たのか?」

「はぁ、まぁ本人は納得したみたいなんで。
そう言えばこの前の勝負はどうなったんですか?」

勝負?殴り合いか?

「ああ、安心したまえ。
勝負の採点は私の独断と偏見で決めてある。
ここんとこにしまってあるさ」

「っ………」

ポンッとムネヲ叩く平塚先生に比企谷が若干の反応をして目をそらす。

「比企谷は大きい方が好きなのか?」

「なっ!ばっかお前!生き遅れの胸がはぅあっ!?」

ああ、今のは比企谷が悪いな…。















「………腹減ったなぁ」

諸君、雨だ。
本来ならこの昼休み、屋上の排水タンクの上で風を受けながら食べているのだが。
生憎の雨なわけで、屋上に出ることが出来ない。
更に食事を取ると言うことはネックウォーマーを外すと言うことであり、
それは教室の人間にみられる可能性があると言うことでもある。

「………はぁ…」

どうするか。
久しぶりに便所飯でもするか?
……聞いてみるか。

「なぁ、比企谷」

「んをっ」

「……どうした?」

何故か話しかけただけで驚いた比企谷。

「いや、教室で話しかけられたこと無かったからな。
少し驚いただけだ」

「そうか。
それで、誰も来ない昼飯場所ってないか?」

「は?…ああ、そう言うことか。
そうだなぁ…普段なら俺もベストプレイスで食ってる筈なんだけどな。
悪い、知らねぇわ」

「……そうか」

さて困った。
このままでは空腹状態で五時間目を受けなくてはならなくなる。
その場合、授業中に腹がなったりしてとてつもなく惨めな思いをするだろう。

「それじゃ分かんないから、ちゃんといってよ!」

「ん?何だ?」

「…あれは、由比ヶ浜とその仲間達だな」

何やら険悪なご様子。
見るとクラス全体が注視し、気まずい空間が場をしはいしている。

「どうすんだ?」

「俺には関係がない。
精々身内で潰しあえ…」

「ふむ……」

「まぁ、別に助けようなんて気はこれっぽっちもないが。
知ってる女の子が泣きそうになってるのを見てると胃がキュルキュルなって飯が不味くなるんだよ」

「……分からないこともないな。
今時分飯が食えない状況だが…」

「それにああやって攻撃されるポジションは俺の物であって、
そう易々と譲ってやるつもりはない」

「いや、俺もそのポジションにいるんだがな。
兎も角腹がへった」

そう言うと比企谷は立ち上がる。
件のグループに向いて一言物申すと…

「おい、その辺で……」

「うっさい!」

「そ、その辺でジュース「コラコラ、逃げるな」いや、俺にはジュース
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