暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第199話 金色の妖精と黒の妖精
[2/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


セイ「雷杖(サンダーステッキ)!」

悪魔5「ぐァアアァアアア!」

ナデシコが無数の花弁の槍を放ち、シプが姿を消して悪魔の左足に蹴りを決め、スミレが横笛を吹くと地面から太い蔦が生え襲い掛かり、セインが雷杖(サンダーステッキ)を振るい一斉に攻撃を放った。

セイ「ジュラさん!」

セインが振り返り叫んだ。
聖十大魔道の1人である蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の魔道士、ジュラがゆっくりと目を閉じ、それと同時に胸の前で両手を合わせた。大気が震える。

ジュ「鳴動富嶽!」

悪魔5「ぐあああああああああああああっ!」

地面に亀裂が入り、溢れ出した白い光が悪魔の体を呑み込んだ。

ロッ「す・・すっげー・・・」

セメ「さ、流石聖十大魔道・・だな・・・」

建物の陰に隠れていたロッカーとセメスはため息と共に感嘆の声を漏らした。
悪魔を包み込んでいる砂煙はなかなか晴れない。

スミ「さすがの悪魔様でも・・・」

シプ「あれだけ攻撃を食らえば、立ってるのも難しいと思うよ。」

ナデ「と・・とととと特に、ジュラ、様の・・・こ、攻撃は・・ききき、き、効いたとお、おおおお思い・・ます!」

セイ「あんなの食らったら、立ち上がる事さえ出来ませんよ。」

スミレ、シプ、ナデシコ、セインの順に思い思いの言葉を紡ぐ。

ジュ「(リョウ殿には・・・一切効かなかったがな。)」

ジュラは1人、最終決戦でリョウと戦った事を思い出していた。
自分よりも傷だらけで、鳴動富嶽をまともに食らったのにも係わらず、精神と根性、粘り強さの結果、自分はリョウに敗れたのだ。

ジュ「(あの悪魔には、リョウ殿のような精神、根性、粘り強さはあるのだろうか・・・?)」

1人そんな事を考えていたその時、砂煙の中で巨大な黒い影が動いた。咄嗟にセイン達はその場に身構えた。

悪魔5「すーっかり騙されちまったなぁ〜。」

砂煙の中から出て来た悪魔の体は傷一つ付いていなかった。

ナデ「そ、そそそ・・そんな・・・!」

スミ「な・・なぜ・・・?」

ナデシコとスミレは目を見開き、口元に手を当てて驚嘆の声を上げた。

悪魔5「まぁでも、最後の・・・()()()()()?っていう攻撃は()()()()()()()()効いたよ。」

セイ「鳴動富嶽だろーがっ!」

ロッ「食べ物に変えてどーすんだよっ!?」

シプ「ていうか塩一つまみぐらいって分かり難いよっ!」

セメ「素直に「効かなかった」とか「効いた」とかで答えろよっ!」

セイン、ロッカー、シプ、セメスの順にツッコム。

悪魔5「ところで、ずーっと喋ってた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ