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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第199話 金色の妖精と黒の妖精
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圧縮された魔力の閃光は容赦なくショールの鳩尾に決まり、ショールは地面をゴロゴロと転がる。威力が強かったのか、この一撃でショールはかなりのダメージを受けた。

オー「紛失(ロスト)。これは相手の能力を1つだけ紛失させる―――つまり、()()()()()っていう事よ。」

倒れ込んでいるショールに、オーディオは言葉を紡ぎながら1歩1歩ゆっくりと歩み寄る。

オー「これであなたの能力、無効化(ルーズ)は、私との戦いでは二度と使えないわ。ふふっ、無効化するはずが逆に無効化されるなんて・・・おバカさん♪」

オーディオの黒に近い青い瞳が、妖しげに輝いた。

オー「ほら、立ち上がって。ここから盛大に楽しみましょ?戦いも夜も、まだ始まったばかりなんだから。人間と悪魔の奈落(地獄)の宴は、ここからが本番よっ!」

今、頭の冴えた、傷だらけの黒の妖精(ようせい)が、“憎悪の悪魔”に立ち向かう―――――。
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