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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第2部 風のアルビオン
第5章 出港までの休日
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「虚閃」

ウルキオラの人差し指から、緑色の閃光が放たれた。

それは、傭兵たちを吹き飛ばし、店の出入り口は見る影もない。

傭兵たちが怯んでいる間に、ウルキオラたちは裏口に向かった。




酒場から厨房にでて、ウルキオラたちが通用口にたどり着くと、酒場の方から派手な爆発音が聞こえてきた。

「……始まったみたいね」

ルイズが言った。

ワルドはぴたりとドアに身を寄せ、向こうの様子を伺った。

「誰もいないようだ」

ドアを開け、3人は夜のラ・ロシェールの街へと躍り出た。

「桟橋はこっちだ」

ワルドが先頭をゆく。

ルイズが続く。

ウルキオラはしんがりを受け持った。

月が照らす中、3人の影法師が、遠く、低く延びた。
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