暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos56輝ける希望を手に/明日への旅立ち〜End of Destiny~
[2/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
リサちゃんがそう言って肩をすくめた。わたしだって驚いた。フェイトちゃんが「私もー。混乱のあまり、アリシアと一緒にお祝いしちゃったし」恥ずかしながら、って風にそう苦笑い。

「つか、はやてとルシルにも子供が居るっつうのにも驚いたんだけどな」

わたしの右隣を歩くヴィータがそう言うてわたしを見ると、「八神フォルセティ、だったか」左隣を歩くシグナムが、わたしとルシル君の未来の子供ってゆう子の名前を言うた。それを思いだして、わたしはまた顔が熱くなるのを自覚する。

「ということは、ルシルははやてを選んで、・・・シャルはフラれたんだね」

通路の先のT字路の陰から「アリシア」「アリシアちゃん」がそう言いながら出て来た。うん。つまりはそうゆうことになる。未来のルシル君は、シャルちゃんやなくてわたしを選んでくれた。嬉しい反面、やっぱりシャルちゃんに申し訳ない気持ちも少なからずあるわけで。

「ふわぁ。てゆうか、みんなどうしたの? まだ休んでた方が良くない?」

大きなあくびをしてそう訊いてきたアリシアちゃんに、「私は、私たちはもう大丈夫。アリシアこそどうしたの?」フェイトちゃんがそう訊き返した。アリシアちゃんが言うには、たった今まで事件の後片付けをしてた、とのことやった。

「てっきり、みんなもまだ寝てるかなぁ、って思ってたけど。起きちゃったんならしょうがない」

もう一度大きなあくびをしたアリシアちゃんがフラフラとフェイトちゃんに寄り添うと、「わたしも起きてよ〜っと。ふわぁぁ〜〜〜」右腕に抱きついて、頭を肩に寄り添わせた。するとフェイトちゃんが「いやいや。眠いなら寝ないとダメだよ、アリシア」って注意。

「だぁ〜い〜じょぉ〜ぶ〜〜」

そうは言うもののアリシアちゃんはホンマに眠そう。そんなアリシアちゃんに「なあよ。なんでお前、そこまでして手伝ってんだ?」ってヴィータがそう訊いた。続けて「ただの手伝いで体壊しちゃ元も子もないわよ?」アリサちゃん。

「・・・わたしね、決めたんだ。わたし、管理局に入る!」

さっきまでフラフラやったアリシアちゃんが元気よくステップしながらわたしらの先頭に立つと、そう言うてクルっとわたしらに振り返った。嘘や冗談やなくて、本気でそう言うてるって解る。

「で、でも、普通の生活をしたいって、アリシア言ってたよね・・・?」

「むむ? ひょっとしてうちの妹は、お姉ちゃんの管理局入りに反対なのかな?」

「あぅ。ち、違うよ。どちらかと言えば、すごく嬉しいよ! でもそうじゃなくて・・・!」

覗き込まれるように顔を近付いてきたアリシアちゃんに、わたわた手を振って否定するフェイトちゃん。すると「ごめん、冗談、冗談♪」アリシアちゃんはからかったことを謝りつつフェイトちゃんからぴょんぴょん跳ねて
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ