第二十四章
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「そして私に見せるのだ」
「ああ、見せてやるぜ」
ビーストはダークウィザードを見据えたままだ、そのまま。
今度はウィザードに顔を向けてだ、こう彼に言った。
「おい、いいな」
「今からだな」
「俺達もそれぞれな」
「切り札を出すか」
「そして勝つぜ、いいな」
「わかっている、それならな」
「行くぜ!」
二人で話してだ、そのうえで。
ビーストがだった、まずは。
魔法陣が出て来た、ビーストがそこを潜ると。
赤い粒子状になっているビーストキマイラの幻影が姿を現した、それがビーストと一体化してなのだった。
ビーストハイパーになった、そして。
ウィザードもだ、その魔法陣を出してだった。
それを受ける、そこでその中で白銀の姿に変えてだった。そのうえでだった。
インフィニティースタイルになってだ、こう言ったのである。
「ここからが最後のショータイムだ」
「俺達が勝って決めてやるぜ!」
ビーストも高らかに言う。
「それじゃあな!」
「行くぞ」
二人は宙に跳びそのダークウィザードに向かい空中で激突した、その激突の後で凄まじい空中戦に入る。その中で。
ウィザードとビーストは拳と蹴りを続けて繰り出す、そしてダークウィザードも。
接近戦で返す、その勢いはまさに互角だった。だが。
その互角の中でだ、ビーストがまた言った。
「互角のままじゃな」
「体力は奴の方が上だ」
「その中で互角だとな」
「勝てない」
ウィザードは冷静に分析して述べた。
「俺達の方がな」
「そういうことだよ、このままやっても埓が明かないぜ」
「そこをどうするか」
「答えはわかるよな」
「一つしかない」
まさにだ、その答えはだ。
「俺達二人でだ」
「決めるしかないよな」
「いいか」
ウィザードはビーストに対して問うた。
「それは」
「ああ、これからな」
「一撃で決められないとだ」
その場合についてもだ、ウィザードは言及した。
「負けるのは俺達だ」
「長引くとかじゃなくてな」
「一撃で決めないとだ」
それこそ、だった。
「負ける、だからだ」
「やるか」
二人で言う、そしてだった。
二人で横に並んだうえでダークウィザードと対峙してだ、ウィザードが言った。
「決める」
「一撃でだな」
「そうだ、次の一撃でな」
「俺もだ」
ビーストも言うのだった。
「次の一撃で決めてやる」
「それで私を倒すか」
「ああ、そうしてやるからな」
「面白い、それではだ」
スサノオは二人のその言葉を聞いて怒るよりもだ、上機嫌になってだ。そのうえで言葉を返したのだった。
「その一撃を見せてもらおう」
「では、だ」
「見せてやるぜ、その一撃をな」
「君達の渾身の力を見せ
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