箒嬢のオリヒロ説(この小説内)撤廃を要求する!
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事をしている。
「今!」
避ける、という行為のみを続けてきた彼女だったが遂に攻撃へと移った。自分を狙ってくるライフルの射線を考えながら大きく動きながらセシリアへと向かっていく。だがそれを用意許すほどお優しくは無い。蒼い雫という機体名の由来でもある武装、ブルー・ティアーズを展開した。ビット型の武装である独立機動するそれは様々な方面から箒を狙い撃っていく。それを避けようとしても掠ったり直撃しSEが減ってしまい思わず舌打ちをする箒、だがこの程度で諦めるほど彼女は大人しくない。
「―――貴方は、本当に素人ですの……?」
セシリアからしたらそれは悪い冗談にも思えた、完全に素人である一夏でさえこの4基のブルー・ティアーズにはてんてこ舞いだった。試合の様子を見て対処法を考えたとしてもそれを忠実に実践出来るとか限らない。だが目の前の少女は、最低限の損傷で自らの傷を抑えながらこちらへと向かってくる。一体どんな訓練をしたのか激しく気になったがそれ以上にこのままでは負けるという危機感が強かった。
「インターセプター!!」
刃が自分に届く寸前でショートブレードを展開して受け止めるがまさかここまであっさり辿り着かれるとは思いもしなかった。一夏、心とはまた違った危機感、だがそれは逆にセシリアにとって良い意味で刺激を与えた。
「残念ですわ!!」
「しまっ!!」
腰部装備されている残り2基のブルー・ティアーズからミサイルが発射され箒を襲った。なんとか一発は剣を縦にする形で防いだが、そこへ襲い掛かる追い討ちには対応しきれずにまともに喰らい続ける。もう残りのSEも少ない、このままでは負ける。そう思った箒は賭けに出た。落下する勢いを強引に掻き消して停止、急加速でセシリアへと迫った。当然其処にはセシリアの攻撃が襲ってくるがそれを全て無視して蒼い雫を切り裂いた。
「なん、ですって!?」
「これでぇええ!!」
そのまま上を取った箒はそのまま上から斬りかかった。それが決まったかに見えたが、同時にセシリアも最後の意地を見せライフルを箒へと向けトリガーを弾いて見事に命中させた。結果
篠ノ之 箒 VS セシリア・オルコット
SE(シールドエネルギー)全く同じタイミングで0になり、引き分けとなった。
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