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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
結集-コンセントレイション- part1/発進せよ!ウルトラホーク3号
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タルブ村の朝。コルベールは、亡きシエスタの祖父、フルハが遺したウルトラホーク3号の格納庫で仮設の研究スペースを作り、ホーク3号の可動の必要なガソリンの開発を進めていた。しかもサイトやシエスタからホークの話を聞き、二人の血筋がハルケギニア人ではなく、地球人のものだと知るとさらに興奮。異世界のテクノロジーを、科学とはなんたるかを知らないにも関わらず解明しようと、研究者魂に火をつけた。
あまりに熱中しすぎて、ホーク3号を発見したときから、なんと彼はほぼ飲まず食わず+不眠不休徹マン状態に陥り、見ている者全てをハラハラさせてしまった。
「ついに『ガソリン』が完成したぞ!!サイト君!」
そしてこの日、ついに彼は完成させた。シエスタの家で食事を取っていたサイトたちのもとに、コルベールが飛び込んできた。
「ほ、本当ですか!?…って…」
笑みを浮かべたサイトだが、コルベールの顔を見たとたん、ゾッと身をこわばらせた。その時の彼らの目は、まるで妖怪でも見るような目だった。
「み、ミスタ・コルベール…ひどい顔ね」
「…ほぼ死人」
そう、ずっと休まないままあまりの過度な労働を続けたせいか、彼の顔はあまりにもやつれきった顔だった。目尻にはクマが浮かび、元からやせていた顔はさらにやせ細り、こうして立っているだけでも倒れてしまいそうだ。今にも血反吐を吐きそうなきついマラソンでもしたかのように息だって荒くなっている。キュルケももちろん、あのタバサでさえ青ざめ、その顔を本で隠している。
「サイト君、ガソリンはどうやら木の…いや、正確には微生物の化石から構成されていたみたいでね。それに近しいものを探した結果、石炭が最も該当した。特殊な触媒に漬し、近しい成分を摘出し…数日かけて錬金の呪文をかけて…」
「あの、ミスタ・コルベール…説明よりも休まれた方がよろしいかと…何か消化によろしいものもご用意しますので」
引き気味のシエスタが急速をコルベールに勧めたのだが、コルベールは完全に脳が最高にハイ!ってやつになっているせいか、一向に聞こうとしない。
「はっはっは…!な、何を言うんだ。一分でも休んでいたら、折角の…そう、確か『フライト』と呼ぶんだったね……そんな世にも貴重な光景を…眼…に…」


――――バタッ。


言葉は最後まで続けることができず、コルベールは倒れた。
「「「「「「………」」」」」」



10秒経過…。





1分経過…





5分…。





「こ、コルベール先生!!」
やはり連日の不休労働により、コルベールは限界だった。っというか、なぜ倒れた時点でさっさと助けなかったんだ君たち…。



結局コルベールが回復したのは2日後になるという。




「ハイヤアアアアアアアアア
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