暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos45-B空翔ける騎士/蘇る闇の欠片〜Fragments〜
[1/11]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
†††Sideヴィータ†††

いろいろ面倒なことになっちまってる今回の“闇の書”の欠片事件。異世界からの渡航者なフローリアン姉妹、古代ベルカのオリヴィエやクラウスの子孫と思われる女2人組、トーマとリリィっつう騎士と融合騎組の出現、新しい魔法と本当の名前を手に入れたマテリアルの復活、さらには砕け得ぬ闇っつう、リインフォースですら知らなかったやべぇシステムの出現。どんな寄せ鍋だっつうのな。

「ま、あたしらはあたしらの仕事をこなすだけだな」

守護騎士ヴォルケンリッターとして、“闇の書”の闇が起こしてる問題を解決しないとな。あたしらに任された仕事は、砕け得ぬ闇の復活をキッカケとしたように次々と現れた残滓たちの討伐だ。

「えっと、エイミィ執務官補からの通信だとこの近くって話なんだけどな」

あたしとザフィーラが担当することになった無人世界に複数の魔力反応があるってわけで、あたしはザフィーラと分かれて捜索開始。そんで反応地点へとやって来たわけだが。

「・・・お? 魔力反応2つを確認、っと。そんなにデケェ魔力じゃねぇな」

基本的に残滓は本物よりか魔力量が少ないうえに実力も低い。だからそう苦労すること倒せるだろ。そんな風に気楽な感じで飛び続けてそう間もなく、あたしが倒すべき2人の残滓が視界に入り込んで・・・そいつらの姿にあたしは目を疑った。

「お前ら・・・」

「ん? あれ、ヴィータだ」

「ヴィータだ、ヴィータだ! やったね♪」

2人とも30cmくらいの小さな体を持った女で、かつて家族として、戦友として、オーディンやシグナム達と一緒に過ごした、現代じゃ行方不明ってされてる奴らだったからだ。

「アギト・・・」

紅の長髪を頭の左右で結び、鋭い紫色の瞳に上に向いて尖った耳、オーディンと同じデザインだが色違いの長衣、それに膝丈くらいの黒いズボンを穿いて、背中から蝙蝠のような羽を一対生やしてる。

「アイリ・・・」

腰まである雪のように真っ白な長髪を結うことなく流して、水色の大きな瞳は爛々と輝いている。そんで髪や肌と同じように真っ白なロングワンピースを着て、背中から白鳥のような白い翼を一対生やしてる。
あたしの前に現れたのは火炎の融合騎アギトと、氷結の融合騎アイリ。その2人だった。

「いいところに来てくれたよ、ヴィータ。ここがどこか判る?」

「アイリとアギト、気付いたらこんなところに居て、困ってたんだよね」

「まったくさぁ。マイスターとお昼ご飯を食べようと思ってアイリと一緒に意気揚々と帰ろうとしてたら、こんなことに」

「アイリ、早くマイスターに頭撫でられた〜い」

気付けば知らない場所に移動していたことに不貞腐れてるアギトと、頑張ったご褒美にオーディンに撫でられたいからと
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ