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有栖キャロの小学校物語
第8話 エリオ君が学校に転校してきました!けれどルーちゃんが何だが不機嫌です………
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事は、そんな冷たい態度ばかりとってると、エリオはお前からドンドン離れていくぞ」

離れていく……………

「それは嫌だ…………」

女の子にヘラヘラしてるエリオも嫌だけど、私から離れていくのはもっと嫌だ………

「そうか、なら謝るんだな。今日の態度じゃエリオは嫌われてると思ってるぞ」

そうだ、先ずは謝ろう。
全てはそこからだ。

「分かった、そうする。ありがとうエローシュ」
「どういたしまして。俺もこれで弁当の被害も収まるし、大助かりだ」
「それは無い」
「少しは自重してくれよ!!」

その後2人で笑い合った。
今度、また何か相談事があったらエローシュに相談しよう。








「キャロ、ごめん!」
「あっ、ルーちゃんおかえり!」

私が教室に戻ってくると、机に座って本を読んでいるキャロがいた。
そして……………

「ルー」

エリオもいた。

「エ、エリオ…………」

何してるんだ私………
エリオに謝らなくちゃいけないのに…………

「あのね………」

「「「「「「「「「「エリオ君!!」」」」」」」」」」

そんな時、廊下からエリオを呼ぶ女子たちがやって来た。

「な、何………?」

「「「「「「「「「「一緒に帰りましょ!!」」」」」」」」」」

「で、でも僕は………」
「キャロ、エリオを置いて帰ろう。エリオは女の子の相手で忙しいみたいだから」
「えっ!?でも…………」
「いいから行きましょ」

そう言って私はキャロを無理やり引っ張っていった。

「ちょ!?ま、待って2人共〜!!」
「じゃあまた明日ね」

私はそう言って、エリオを置いて教室を出た。

「いいのかな………?」
「良いんじゃない。リア充なんてほっとけば」
「でも困ってるよ」

そう言われてエリオを見てみると、エリオが助けを求める小動物みたいで少し可愛かった…………

「まあ大丈夫でしょ。それより今日、キャロの家に行っていい?」
「うん、いいよ!」

こうして私達はエリオを置いて帰った……………
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