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IS インフィニット・ストラトス〜普通と平和を目指した果てに…………〜
number-20
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心配なの? 大丈夫だよ、私は見込みのある人にしかこんな話はしない。……それでもう一つあるんだ。用事が」
「……何?」
「私と一緒に来ない? 君はこんなところで腐っているべきではない人だよ」


 束からの提案は鈴音にとって願ってもないことだった。出来ることなら今すぐ差し伸ばされた手を取りたい。でも、IS学園には居たい。……? どうしてIS学園にいたいと思う。いてもいいことなんてない。国を裏切ることになってしまうが、そんなのは私にとっては些細な問題に過ぎない。


「……行くわ、束さん。あなたと一緒に」


 鈴音は、差し伸ばされた束の手を取った。
 この少女の選択がこの先どんな影響を与えるか分からない。けれども、少なからず影響を与えるのは確かだった。


「じゃあ、まずはアリーナに行こ? れんくんの試合が始まっちゃうよ」


 そう言う束は誰が見ても美しいと思わせてしまうような笑みを浮かべて、鈴音の手を引いていった。






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