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FAIRY TAIL 忘却の最期
第21話 ラストVS.ジョゼ 魔剣の暴走
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に攻撃するな!!!」

ジョゼの制止は遅く

「「「食らえ、三元素合体魔法!!!」」」

火、水、土の属性が合わさった攻撃がラストに向かう

その魔法は羅刹剣(サクリファー)の一閃でかき消され

その衝撃波は攻撃してきた魔導士を吹き飛ばす

「ぐわああ!!?」

「ば、化け物!!?」

「ぐぅぅぅぅ・・・!!」

唸り声を上げるラスト

羅刹剣(サクリファー)を握った右腕は、木の蔦の様なモノに絡めとられていく

(まともに言葉を発していない・・・奴の言っていたのはこれか)

感情が封印され、まともに声を発していない。

まるで、闘争心を剥き出しにした獣の様

ラストは再びジョゼへと向かっていく

(こいつは危険だ!)

ジョゼは魔力の衝撃波を放ち、ラストを吹き飛ばした。

壁を突き破り、ラストは外に弾き出された

「お、おい何か落ちてくるぞ!!」

ラストは落下した直後、地を滑っていき戦場の中を突っ切っていく

「うわあ!?」

「ラストが落ちてきたぞ!!」

そのまま、ラストはギルドの壁に激突した

「ラスト!!」

「お、おい大丈夫か!?」

心配そうに声を上げるカナとマカオ

その心配を余所に、ラストは立ち上がる

「お、おい普通に立ち上がったぞ・・・」

「本当に大丈夫なのかラスト?」

ワカバは心配になりラストへ近づいていく

そのラストの右腕は、完全に羅刹剣(サクリファー)と同化していた。

「つーかその右腕どうしたよ?何があって」

手をのばすワカバが視界に入り

ラストはワカバを左腕で払い飛ばした

「ぐわぁぁぁ!!」

「ワカバ!?ラスト、テメェ何しやがんだ!!」

怒鳴るマカオだったが

「グルルルルルルルル」

唸り声を上げ、殺意を剥き出しにするラストを見て思わず一歩後ろに下がってしまう

「な、何だ・・・様子が変だぞ」

ラストは、ジョゼのいる巨人の頭部

目の前で戦う幽兵(シェイド)と魔導士達を見て

(・・・・ジャマダ)

羅刹剣(サクリファー)を振り上げ

一気に振り下ろし、剣圧を正面へ飛ばした

射線にいた幽兵(シェイド)が全て消し飛ぶが

「きゃあああああ!!」

その真ん中にいたビスカも吹き飛ばされた

「ビスカ!!」

アルザックがビスカの元に駆け寄る

「ビスカ大丈夫か!?」

「うう・・・」

「ラスト!!お前ビスカになんてこと」

マカオ同様に声を荒げるアルザックだった

しかし

「ぐあぁぁ!!!」

アルザックとビスカに目もくれず猛スピードで走り出すラスト

そして、右腕の禍
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