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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos37運命の守護者/時の操手〜THE GEARS OF DESTINY〜
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銃より12発の光弾が連射される。するとアミタは「バルカンレイド!」空いていた左手に短銃を携え、その銃口より光弾を6発と発射させ、キリエのラピッドトリガーを真っ向から迎撃。2人の間で衝突する計18発の光弾が爆発を起こし、激しい光が2人を照らしだす。
そんな中でアミタが動く。閃光の中に突っ込み、アミタとは違って閃光に僅かばかり目を眩ませていたキリエは直感からか攻撃にも防御にも回らず、アミタの追撃を警戒してひたすらに後退。閃光から飛び出して来たアミタは背を向けているキリエに光弾を発射。

「んもう、しつこい!」

――ラピッドトリガー――

「キリエ! 大人しく戻りなさい! 今ならお尻の抓り上げを免除してあげますから!」

――バルカンレイド――

「いやあよ! どうして解んないの!? わたしがやろうとしているのは引いてはエルトリア、博士の為にもなるのよ!?」

「たとえそうでも、他人様に迷惑が掛かったら博士は喜ばない、悲しむだけ! あなたなら解るでしょ!」

どうやらキリエはエルトリアと博士、その2つの為に何かしらの事を起こそうとし、アミタはその行いが別の世界に危機を齎すことになると危惧しているため、キリエを引き止めに来た・・・ということらしい。そして2人はそれぞれの意志の元に何度もぶつかり・・・

「うぅ〜、や〜ら〜れ〜た〜・・・」

「はぁはぁはぁ・・・! どう? 少しは反省して戻る気になった? キリエ」

勝敗は決した。妹であるキリエが負けを宣言するが、勝ったはずのアミタの方が肩で息をし、被ったダメージが高そうだ。アミタは「ほら、はぁはぁ・・・帰りますよ」と勝者として再度キリエに言うが、敗者のはずのキリエは突如として「な〜んてね♪ アミタ、わたしの勝ちよ♪」と笑い、敗北宣言を撤回して勝鬨を上げた。

「もしかして気付いてないの? だとしたらアミタってばお馬鹿さんの他にお間抜けさんも追加よ? 体、重いでしょ?」

アミタは図星を突かれ「っ!」目を見開く。キリエとの繰り広げた空中戦の半ばから感じていた肉体の鈍化。その所為で今もアミタは息が整わない。それどころか徐々に、しかし確実に体が重くなっていくことでへたり込みそうになっている。

「なかなか弱まらないなぁ、もしかして効いてないのかなぁ、なんて思ってたけど、ちゃ〜んと効いてたみたいでよかったわ♪」

「キリエ・・・、あなた一体・・・私に何を・・・!?」

「わたし特製のウィルスバレットを、戦闘中にこっそりと撃ち込んだのよ〜♪ まぁ、ウィルスとは言っても死ぬわけじゃないから安心して、アミタ」

「っく・・・、キリエ・・・!」

「わたしを追って来ないで、ってわたし自身が飽きるほどに言ったのにそれを無視して追って来たそのお馬鹿なことをした、その
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