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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos37運命の守護者/時の操手〜THE GEARS OF DESTINY〜
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「この感じ・・・!」

「まさか、そのようなことがあるはずが・・・!」

空が震える。そんでこの気配。わたしらは知ってる。この邪悪な感じは「闇の書の欠片――マテリアル・・・!」のもので間違いない。確かにみんなで協力してマテリアルは全員打ち倒したはず。それから復活の兆しもなかったのに、どうして今になって・・・。

「ど〜すればいいのよぉ〜〜〜・・・!」

(キリエさんが現れたから、か?)

さらに振動が強まって、キリエさんも「え、なに? 何が起きてるの?」気付いたようや。

「キリエさん。お姉さんが捜してた王さまが来るよ」

「ホント!? ね、ねえ、わたしのこと、紹介してほしいんだけど!」

「う〜ん・・・、あの王さまに話が通じるかどうか判りませんので」

リインフォースのことを残骸とか酷いこと言うてた王さまに、話が通じるとは思えへん。まぁ、とにかく「リインフォース、要警戒や」って気を引き締め合う。そんでついに空にあの禍々しい魔力の奔流が発生したと思うたら・・・

「ふふふ、ふはははは、はぁーっはっはっはっはっはッ!! 怨嗟あれ、災禍あれ! 我は黒点に座す闇統べる王、ロード・ディア―チェ! ここに復っ活!!」

あちゃあ、ホンマに出て来てもうた、王さま。お馬鹿さんみたく高笑いを上げる王さまに、わたしは溜息ひとつ吐いた。


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