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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第六話 「白夜叉VS第四真祖一家」
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に零菜が懐に入り

「若雷っーーー!」

瞬く間に接近して放たれる掌底を槍を弾くと同時に後ろに下がり回避する。

「中々に、鋭い攻撃じゃの」

嬉しそうに笑う白夜叉だが、内心ではこんなものではないと警戒を強めている、すると零菜が

「あちゃ〜やっぱり私だと素手のままじゃ〜厳しいかな?」

と苦笑いを浮かべながらおもむろに右手を掲げ、叫んだ。

「おいで!槍の黄金(ハスタ・アウルム)!!」

「っ!?」

掲げた右手から鮮血から噴き、その鮮血が姿を変え雷光を纏った黄金の槍となった。

これこそが零菜の持つ眷獣で、『意思を持つ武器』でもある『槍の黄金(ハスタ・アウルム)』である。形状は雪菜の持つ雪霞狼と酷似しており、稲妻を操り魔力無効化能力をも備えた槍であった。

零菜の変化はそれだけで終わらず、青い瞳が赤く染まり、犬歯が目立つようになっていた。

「おぬし、まさか吸血鬼か!?」

驚きの声を上げる白夜叉に向かって走り出す零菜、それを見て雪菜も白夜叉に突っ込んでいく。

「「はぁーーーーーー!!」」

「のおぉぉぉーーーーー!?」

迫りくる金と銀の斬撃や刺突を扇子で防ぎ、或いは回避で何とか躱するが所々に体術も混ぜ込んでくるので非常に、やり難い。

「ええい、これでどうじゃ!!」

そんな二人に白夜叉は扇子を広げ扇ぐ様に、雪菜達に振るうとまるで暴風が吹いたかな様に二人を吹き飛ばした。

「きゃっ」

「いっ痛ーーー」

なんとか体勢を立て直そうとする二人を放置して、白夜叉は古城に狙い御定める。

「次は、おぬしの番じゃ」

「まぁ〜そうなるよな」

「それ、行くぞ!」

「げっ!?」

白夜叉は空中にいくつもの火球を生み出し、それを古城に投げつけられ、辺りに砂煙が舞う。

「古城さん(君)!?」

「しもうた、ちとやりすぎたか?」

威力が思った以上にあり、焦る白夜叉。
砂煙が晴れた先には、血を流す古城がいたが、その様子が零菜同様に変化していた。
体の周りに雷光が走り、赤く染まった眼と犬歯が目立つようになり、そして存在自体が大きくなったかの様な圧力を生み出していた。


「何?」

古城の変化に驚く白夜叉だが零菜の変化を見たばかりなのでそこまで衝撃を受ける事はなかつた。

「痛ってーなったく・・・・・・まぁおかげで距離が離れてくたんだ、これで遠慮なく戦えるってもんだ」

「何じゃと!?」

古城の言う距離とは十六夜達がいた最初の地点の事で、雪菜と零菜の攻防でかなりの距離が空いてしまっていた事に、白夜叉はようやく気付いた。

「俺の攻撃は威力がデカすぎて加減が難しいんだ・・・・・・だから二人にここまで誘導してもらったんだ
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