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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
041 赤≠ニ白≠チて普通は目出度いはず… その4
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「ああ。……嗚呼、これが死≠ゥ。……存外と…悪く…無い…な。だが──」

ヴァーリの言葉はそれ以上語られ無かった。ヴァーリ・ルシファー──彼の生命活動はたった今、止まった。……止めたのは俺だ。

「さて、ヴァーリを弔わないといけないし──」

立ち上がり、周囲を見渡す。周りは荒野の如しと云う見渡しの良さとなっていて、ヴァーリと戦う前は花鳥風月≠ニいう表現が出来ていたのに今は花鳥風月≠フ[か]の字も見付ける事は出来ない光景となっている。

「直さないといけないしな、色々と…」

(“大嘘憑き(オールフィクション)”は──却下だな)

“大嘘憑き(オールフィクション)”は幸福(プラス)≠熈不幸(マイナス)≠煦齒盾ュたに無かった事に≠キるスキル。取り敢えず、ヴァーリとの闘いの痕跡を無かった事に≠オたくなかったので却下した。

(仕方ない、ウェールズに頭を下げるか)

ウェールズへの謝罪文をつらつらと考えながら、ヴァーリの亡骸は火を司るスキルで──“間違いなく放火(エキシビションマッチ)”で焼き払い、その灰をラグドリアン湖に撒く事にした。……出来るだけ綺麗な場所で眠れる様に…。

SIDE END
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