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妖精の義兄妹の絆
聞こえている!
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えた。
「おまえ…がんばりすぎだよ。」
レンも魔力が尽きているにシェリーを優しく声をかける。そんなレンにシェリーは惹かれていった。
『僕たちのことはいい!!!!最後にこれだけ聞いてくれ!!!!
時間がかかったけど、ようやく古文書の中から見つけたんだ!!!!












ニルヴァーナを止める方法を!!!!』
「本当か!?」
『ニルヴァーナに足のようなものが6本あるだろう?
その足…実は、大地から魔力を吸収しているパイプのようになっているんだ。
その魔力供給を制御する魔水晶“ラクリマ”が各足の付け根付近にある。
さらに、それら全てを司っている巨大魔水晶があるんだ。
その七つを同時に破壊する事でニルヴァーナの全機能が停止する。
一つずつではダメだ!!!他の魔水晶が破損部分を修復してしまう。』
「同時にって、どうやって!?」
タクヤがヒビキを問いただす。
『僕がタイミングを計ってあげたいけど、もう…念話がもちそうにない。』

ズガガガガ

『くう!!』
ついに、クリスティーナは滑るように地上に墜落した。
「ヒビキさん!!」
「ヒビキ!!」
『君たちの頭にタイミングをアップロードした。君たちならきっとできる!!信じてるよ。』

ピコーン

ちょうどその時、タクヤたちの頭にタイミングの情報と地図が入ってきた。
「20分!?」
『次のニルヴァーナが装填完了する直前だよ。』

ビビっ

その時、ヒビキとの念話にノイズが走った。
『無駄な事を…。』
「!!!」
「誰だ!!?」
「この声…。」
「ブレインって奴だっ!!!」
『僕の念話を“ジャック”したのか!!?』
ゼロはそんな事はかまいもせずに淡々と話を始める。
『オレはゼロ。六魔将軍のマスターゼロだ。』
「六魔将軍のマスターだと!?」
『まずはほめてやろう。まさか、ブレインと同じ古文書を使える者がいたとはな…。』
(「なるほど…、古文書の中でニルヴァーナの存在を知ったのか。」)
ヒビキはあくまで冷静にゼロの話を聞く。
そして、ゼロは高らかに宣言した。
『聞くがいい!!光の魔導士よ!!!オレはこれより全てのものを破壊する!!!!
手始めに仲間を3人破壊した。滅竜魔導士に氷の造形魔導士、星霊魔導士、それと猫もか。』
『ナツくんたちが…!?』

ビビッ

『それと碧髪の滅竜魔導士とメスネコもだ。』
「「!!!」」
「てめぇ…!!!!」
タクヤは怒りを露にした。
『おや?なんだ、生きてたのか。オレの名はランスだ。改めてよろしくな。』
「てめぇ!!!どこにいやがる!!!!出てきやがれ!!!!ぐっ。」
タクヤはヒビキの念話越しにランスに叫んだ。
「お兄ちゃん!!!傷口が…!!!」

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