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(仮称)転生教師バグま!
原作開始前
3時間目。造物主って何が為に魔法世界を作ったんだろうか? by作者
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「ふむ、貴殿が噂に名高き金髪の殲滅王(きんはつのキング・オブ・ディバウア)のトバルカイン殿か?」


 やあどうも、おはこんばんちわ。


 どの挨拶の時間かは知らんが、取り敢えずハローハロー。今現在は取り敢えずトバルカインで通してる転生者さんだよん。生前の名前が使えないらしいから、某神様作品の魔名だとかその他にも色々と使ってる。
 現在の時代は紀元前620年である。まだ魔法及び魔術等が一般的に認知されている時代だ。

 さて、今現在困ったこと、と云うよりも、面倒な事が結構な頻度で起こっている。
 理由は言わずもがな、目の前の存在達である。放浪してる最中、戦争や各地の小競り合いに遭遇すると高確率で巻き込まれる。その際、魔法が秘匿されていない時代と云う事もあり、広域殲滅魔法で死なない程度――威力調整が大変だが――に殲滅していたら高額の懸賞金が掛けられ(支払いは生存している場合のみ)、二つ名や異名やらを沢山付けらた。その上で実力差も分からないような有象無象が挑みかかって来る様になってしまった。
 目の前の存在も同じ様な輩だと面倒だなぁ。


『人に名を聞くときは手前から名乗るのが礼儀って親に習わなかったのかタコ共』
「む、其れは失礼した。私の名はアレクサンドラ。アレクサンドラ・ヨハイル・フォン・マクダウェル・エンテオフュシア。魔法使いだ。そしてこちらが」
「ローレンス・バシレウス・ヘラス・フォン・ヴェスペルスジミア。アレックスと同じく魔法使いで、アレックスとは従姉妹関係だ」
『ぬ。名乗りを上げて尚攻撃を仕掛けてこないところを見るに、貴様等二人は俺の首目当てじゃないのか?』
「フフ、あの様な阿呆や気違い共と一緒にされては困るな。相手と自身の力量差も分からない程間抜けでは無いつもりだ」
「と云うか、あの様な者達と同列にされるなど、不愉快な事この上ないぞ」


 そう言って二人は苦い顔をする。まあ、気持ちは分かる。俺も嫌だ。


『まあ、名乗られたのだから名乗り返しておこう。トバルカインだ。他に、ヴァレリア・トリファ、クリストフ、ローエングリン、ヴィルヘルム・エーレンブルグ、ベアトリス、レオンハルト・アウグスト、マレウス・マレフィカルム、ナハツェーラー、ザミエル・ツェンタウァ、ウォルフガング・シュライバー、フローズヴィトニル、カール・クラフト、メルクリウス、カリオストロ、トリスメギストス、ジークリンデ、ディアーチェ、シュテル、エーベルヴァイン、エグザミア、他にも色々とあるが、まぁ好きに呼べ』
「ならば、カインと呼ばせてもらうとする」
「私もそう呼ばせて貰うぞ」
『で、魔法使いのお二人様が何用だ? 今時分、この地の魔法使いは教会に属す、若しくは教会の為以外に魔法を使えば皆等しく異端の烙印を捺され、魔女狩
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