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一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第7話?第一層攻略会議開始
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ウとか居心地悪そうにしながらため息してるよ??僕も一応二人に対して小さく手を振る。

「おう、さっきぶりだな」

?僕が二人と会話できるぐらい近くに来るとカイは笑って手を上げながらそう言った。

「うん、どうだった??フリータイムは」

?僕はそう返しながらカイの上げた手を叩く。パチンという軽快な音が周囲に響いた。コウともハイタッチを交わす。僕の言葉にカイが顔をしかめながら口を開いた。

「それがさー聞いてくれよォ、この街にある食べ物を見つけたとこから片っ端に食っていったんだけどさ、ほとんどといっていいほどうまくなかったんだよ!」
「ああ、だいたいハズレが多いよねSAOの食べ物って。僕もさっきカグヤとここに来る途中にあった露店で焼き鳥のようなものを食べたけど、全然おいしくなかったもん」

?食べられないってほどではなかったけれどお世辞でもおいしいとは言えなかったな。

「お前も俺と同じ目に遭ってたのか……」
「うん、むしろハズレの方が少ないと思ってたんだけど、どうやら違うみたいだね」
「そうだなあ、食べるのは好きなんだけど、まずいのが多いとわかるとあんまり食べたくねーな」

?うんうんと僕とカイで共感しあっていると、今まで黙っていたコウが口を開いた。

「……どうでもいいが、お前の口から出た『カグヤ』っていうのは誰だ?」
「あ、あ〜そうだった」
「……自分から呼んでおいて忘れるなよ」

?コウは「はぁ……」とため息をつきながらやれやれといった風に目をゆっくりと閉じた。カイも「おお……そういえば」と手を打っていた。

「お前の後ろにいるその顔隠してる人がそうなのか?」
「そうそう、この人が……」

?そう言いながらくるっと後ろに上体を振り向くと、足が震えていた。……なんでよお。さっきまで慣れたとか言ってたじゃん。
?僕は体ごとカグヤの方に向け、小声で話しかけた。

「ど、どうしたのカグヤ」
「いえ、ちょっと緊張してるだけ」
「男は慣れたんじゃなかったの?」
「う、うんそのつもりだったんだけど。それにこんなにがっつり絡むことなかったし」

?それは慣れたと言わないんじゃない??そんな意見を消すために鼻で深く息を吐いた。ていうか、完全なソロだったんだな。それはそれですごいけど。

「まあ大丈夫だって。二人ともいいやつだから」
「………うん」
「なにその間!?もう少し信用してもいいじゃん!?」

?結構傷つくんだけど!
?そう心の中で叫んだ瞬間、フード越しに向こうが笑ったのがわかった。

「冗談だよ。でも、もし何かするつもりなら全力で悲鳴上げるからね」
「おぉう……それは本当に信用してるの?」

?まあ別に何か起こるわけでもないから大丈夫だろう。信じてるぜ!?二人とも
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