暁 〜小説投稿サイト〜
一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第7話?第一層攻略会議開始
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に出ねーし」
「……すまん」
「いや、別に責めてねーけどさ。まあカグヤ、コイツこんな無愛想だけど頼りになるしいい奴だから全然問題ねーぞ」
「わかった、二人ともよろしくね」

?そういった彼女の口は少しだけど確かに笑っていた。よかった、これなら仲良くやっていけそうだ。

?なんて思って少しほっとしてると、

「 はーい!?それじゃ、五分遅れだけどそろそろ始めさせてもらいます! 」

?というよく通る声と一緒にパン、パンというまるで先生が生徒たちを注目させるときにする動作と同じ音が聞こえた。

「……どうやら始まるみたいだな」
「そうだね、いよいよだ」
「じゃあ、私たちも会議に参加しよ?」
「うん、行こうか」

?そう言って足を踏み出そうとした瞬間、肩をツンツンと指でつつかれた。後ろを振り向いてみるとカイがいつになく真剣な眼差しでこっちを見ていた。

「……どうしたの?」
「いや、少し気になったことがあってさ」

?何を聞いてくるんだろう??こいつがこれだけ真剣な雰囲気で聞いてくるってことは結構重要なことなのかな?
?少しだけ僕も真剣になりながら言葉を待つ。

「カグヤの顔お前見たんだろ??どうだった??可愛かったか?」
「…………」

?こいつに少しでもシリアスさとか真剣さみたいなものを期待した僕が馬鹿だった。

「うん、超絶に可愛かったよ」
「マジか!?よーし、テンション上がってきたーー!!」

?馬鹿は放っておいて先に行った二人に追いつくことにしよう。
?僕ははぁ……とため息をついて小走りで少し先にいる二人の背中を追いかけた。
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