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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
番外編
番外編5:ある執務官の恋愛事情
第2話
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今更のようにシンクレアに助けられた時のことを思い出し、
フェイトは更に赤面する。

「どうしたんですか? 早く行きましょう」

その声で我に返ったフェイトは、小走りでシンクレアに追いつくと
彼の顔を見上げて笑う。

「さっきは助けてくれてありがとね、シンクレア」

フェイトはそれだけ言うと、そのまま小走りに出口へと向かう。
徐々に小さくなっていくその背中を追って、シンクレアも走りだした。


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