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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第16話:集まりし猛者共
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い猛者30名の為にも、どうなったのか説明しよう。
一言で“無残”だ。

襲いかかった全員、顔面を骨ごと潰され両腕両足の骨を粉々に砕かれ背骨も腰の辺りで粉砕された。それだけならまだマシだろう。
リュカは直後にベホマで回復させてるのだ。どんな回復かというと、顔面は骨が潰れたままの接合で二度と喋れないし目も開けられない。両腕両足は人間の可動範囲を無視した方向に曲げ、腰を180°回した状態で接合させる。

しかも全員兵士だった為、それなりの鎧を着ていたのだが、両腕両足そして腰は鎧を巻き込む形で固定されてしまった。
連中が鎧を脱ぐには、一度両腕両足の骨を粉砕させないと脱ぐ事が出来ない。

デスピサロ様は以前、人間共を殺し滅ぼす恐ろしい計画を持っていた。
しかし今はそれが恐ろしいとは思えない……何故なら、殺さない方がよっぽど恐ろしいからだ。
襲いかかった兵士30名は玉座の間の床に転がり、ただ生きてるだけの肉塊に成り代わっている。

(ゴン!!)
私が元猛者共を哀れんでいると、リュカが杖を床に叩き付け全員の視線を集中させた。
「さて……世界を救った立役者たる我々に楯突いたのだ。その報復を受ける覚悟は出来てるんだろうなぁ王様?」

「ほ、報復!?」
今まで静観をきめてた国王が、素っ頓狂な声でリュカの言葉に反応する。
兵士が30名で一斉に襲いかかったのだ……負けた時の事を考えてなかったのか?

「我々は貴国の軍が束になっても勝てない魔王を倒してきたのだ。その我々に貴国の兵士が戦いを挑み、それを丁重に断ったにも関わらずしつこく戦いを求めた。そして国家元首たる陛下は、部下の暴走を止める事なく容認し、結果戦闘が生じてしまったのだ! これはバドランドが我々に対し宣戦布告をしたと同じ事である! その罪、陛下の命を持って償ってもらうが……覚悟の程はよろしいかな?」

青ざめる国王と家臣達。
リュカは国王に一歩踏み出すが、奴を守ろうとする兵士は誰も居ない……いや、居るのだがもう守れない。全員床に転がっているから。

「ライアン……お前はどっちに付くのかな? 祖国に付いて僕の敵になるか、僕等勇者一同の仲間としてバドランドと戦うのか……今決めろ」
冷たい瞳で見据えたままライアンに問い詰めるリュカ。

ど、どうするんだ!?

ラピスSIDE END



(バドランド)
シンシアSIDE

このオッサン最悪だ。
バドランドの城下町にあるカフェで、コーヒーを飲みながらライアンさんがリュカさん(オッサン)に向け嘆いている。

嘆くのも無理ないわよ。
向こうの態度が気に入らないからって、ライアンさんの職場の人達を再起不能にした挙げ句、国を滅ぼすと脅しをかけライアンさんに立場をハッキリする様迫ったのだから。

勿論
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