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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
34話
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マキナがおとーさんだって事だって分かってるけど、それに対しての感情や、どうしてそう呼ぶようになったのかって理由が分からないって事なんじゃないかな?」
という事はお前の事もおかーさんとは呼ぶが、お前が教え込んだ有る事無い事は忘れてるって事か?
「残念だけどねーまぁ、いっか」
随分と簡単に流すな……お前ならもう一度仕込むとか言うかと思っていたぞ?何か考えているのか?
「そうだね……そりゃ、私も色々考えているけどさ、それはヒミツだよ」
……お前とこんな腹の探り合いをしても勝ち目なんてないから、こっちも一々気にしている訳にもいかない。だが、お前も分かってるとは思うが、流石に俺でも我慢できないことをされれば本気でお前とやり合わなきゃなる。
それだけは覚えておいてくれ。
「……覚えておくよ」
イザナミは若干陰りのある表情を浮かべて、静かにそう答えた。こいつがこういう表情を浮かべるのは珍しく、いつものこいつとは大分違う雰囲気に少し驚いたな。
できればこれで本当に止まってくれればいいんだが、もしもの時を思い浮かべると少し心が重くなる。
俺自身少なからずこいつの事は気に入り始めているのだ。正直、勝率云々ではなく個人的では感情として戦いたくはないんだ。



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