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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
34話
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が神機を開発するに当たって、手に入れる事の出来なかったアラガミのコアを大量に仕入れてくれたんだよ。
あの頃は神機が無かったので、我々人類はアラガミの死骸から手に入れたオラクル細胞を研究する他無かった。しかし、神機開発に必要な肝心のコアは大抵は他のアラガミに捕食されていたり、損傷が酷くて使えないものばかりで相当開発は難航していたんだ。
それを彼が安定して、しかもほぼ無傷でフェンリルに提供してくれたおかげで飛躍的に神機の開発は進んだんだ」
まぁ頑張りすぎた結果ピストル型神機はまともに使われず、すぐに第一世代神機が開発されて焦ったんだがな。
「おじさん……そんなに昔からアラガミと戦ってたんですね」
「こっちはあくまでアラガミを食って腹を満たすついでの仕事だったんだがな」
「でも、どうしておじさんは人類に味方してくれんですか?アラガミなんですよね?」
「大した理由じゃないさ」
この世界はゲームで結末を知っていて、終末捕食でまとめて殺されるのを避ける為です……なんて言える訳がないだろうに。
「アリサ君、マキナ君はその質問には答えてくれないよ。彼、具体的な理由は私にも教えてくれないんだよ」
少なくともお前には何があろうと教えるつもりはないがな。
「ところでマキナ君、私からも質問していいだろうか?この子が君の事をおとーさんと言っていたのだが、心当たりはあるのかな?」
「知らん、それ以前に俺は未婚だ」
「え、イザナミさんは?」
アリサ、頼む少し黙っててくれ。
「ああ……彼女の。言ってくれれば電報の一つでも送ったのだが……君と私の仲じゃないか」
「喧しい、こいつとは血縁関係なんて一切ないし、お前には電報なんて送られら日にはこの部屋にアラガミを生きたまま放り込んでやるからな」
「おとーさん!!ハラヘッタ!!」
シオ、お前も黙れ。
……と言っても、ここでごねられる訳にはいかんな。イザナミの二の舞だけはゴメンだ。
「おや?マキナ君、どこに行くんだい?」
「アラガミ狩りだ……腹が減っているんだろ、そいつ」
「おじさん、やっぱりおとーさんじゃないですか」
笑うなアリサ、人を不器用な優しい人みたいな扱いするな。そんな残念なキャラになるのはゴメンだ。


「マキナ、私も行くよ」
アナグラを出たところでイザナミと出会った。どうやら、俺の思考を何処かで読んでいたらしく、状況はすでに把握済みらしいな。
なら、一つだけ確認させてもらおう。
「何かな?」
何でシオの記憶が残ってるんだ?
「うーん……どうにも記憶は消えてるみたいなんだよ」
じゃあ、俺がおとーさんと呼ばれた理由はなんだ?
「多分になるけどいいかな?」
ああ、構わない。
「記憶は失っているけど、知識が残ってるんじゃないのかな?
辞書を引くみたいに
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