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MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第二十二話
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悠斗side



1998年7月7日

帝国海軍舞鶴基地、ビッグトレー艦内不動准将の寝室。



ゆさゆさ

ゆさゆさ

俺は体か揺すられる感覚で、目が覚める。

「う、うん?誰だ?」

「おはようございます、不動准将。緊急事態です。鉄原ハイブから、師団規模のBETAが進軍を開始しました」

「なに!BETAが進軍を開始しただと!」

ベッドから飛び出し、急いで軍服を着る。イルマ中尉が見ているが、今はそれどころではない。

「ッ!」

ばさ、ばさ←寝間着を脱いでパンツ一致になっている。

(す、すごい体つき!軍人だからて言っても、こんなにも凄いなんて!たまらないわ〜。抱き締められたら…)

具体的に言うと、極限まで無駄を排除し鍛え上げられた肉体。所々マスターアジアとの修行で付いた傷痕が残っている。いくら仕事で見慣れているイルマ中尉ですら、魅了する肉体美なのである。

「良し。準備完了だ!どうしたイルマ中尉?顔が紅いぞ?」

「え?は!い、いえ、大丈夫です!」

いきなり挙動不審になる、イルマ中尉。朝が早かったから寝不足なのか?

「そうか。それよりブリッジに移動しよう。情報が集まっているのだろう?」

「はい。既に不動准将を除く指揮官たちは全て、集まっております」

「そうか。ならば早く行かなければな」

寝室を出て、ビッグトレーのブリッジに向かう。

ウィーーン、ガチャ


ブリッジに入ると、イルマ中尉の言った様に、既に皆が集まっていた。

「諸君おはよう。早速だか情報報告を」

自分の椅子に座り報告を受ける。

「はい。今朝、鉄原ハイブから出撃を開始したBETA群は挑戦半島を南下、対馬島に上陸を開始しました」

「帝国の動きは?」

「はい。帝国本土防衛線、通称防人ラインに配置された帝国本土防衛軍の部隊が、現在対馬島にて防衛戦を繰り広げています。また、同日に日本に上陸した超大型台風が、九州・沖縄地方を直撃し帝国連合艦隊の展開が、不可能な状態です」

「ちぃ!帝国軍の隙を突かれたか!」

いくら、原作知識が有っても実際に聞くと凄く歯痒いな。

「不動准将。落ち着いてください。防人ラインを守る帝国本土防衛軍の部隊は、精鋭部隊ばかりです。更に九州地方には、デラーズ中将率いる第一師団が居ります。また、日本海から対馬までの間には、ドライゼ中佐率いる潜水艦艦隊が展開しておりますのでご安心を」

ギニアス大佐に宥められる。言われてみれば、日本に着たときに既に、手わ打ってあるんだったな。

「済まない。少々熱が入り過ぎたようだ。続きを報告してくれ」

其れから暫く報告を受けるのだった。




悠斗sideout


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