「亡命編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

pip
pip
 
良い点
これは原作で何度も思ったことですね
士官学校に入るまで父親と交易船で過ごしたヤンには他人と実際に触れ合った経験がない。
そして他人と積極的に触れ合う意志力もない。
それが原作者のような思想方向の人間には格好の良いように思えたのでしょうが、はっきり言えば放言する無責任者でしか無い。
選挙で国政が変わる国に住みながら、ヤンは同盟国人を死ぬまで理解しようとせずに、民意の表れである政治家と政治と強調することができなかった。
自分は悪くない。悪いのは政治家だ。
そこで止まる二流の軍人というのが、正しいヤン・ウェンリーという人間への評価でしょう。
実際アメリカなど各国の軍人は政治介入はしないが、政治に関心は見せて軍隊をおかしな方向へ使われないように現実路線で動いてますので。