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ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者

作者:黒神
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第九十一話 交流会

 
前書き
ではどうぞ!! 

 

オーディンとロスヴァイセの訪問があった数日後、闇慈達は冥界に赴いていた。
冥界で今大人気のアニメ『おっぱいドラゴン』のファン交流で握手会とサイン会をグレモリー家の主催で執り行われていた。
そして闇慈も・・・

「どうぞ。応援、いつもありがとうございます♪」

一誠・・・おっぱいドラゴンのライバル、死神タナトスのモデルとなっているため、この交流会に参加しており、主に子どもと女性悪魔に人気なので長蛇の列が出来ていた。因みに服装もタナトスの衣装である黒を基本とした服でボロ衣のマントを羽織っていた。
そして一人、また一人と冥界語のサインを書いた色紙と、紳士スマイルを合わせた握手をファンに送っていた。

「ありがとうございます!これは宝物にしますね!」

「タナトスって怖いけど、とても優しい・・・本当に貴方のような方と会えて幸せです!」

「お兄さんって死神さんなのにあまり怖くないね。でもそんなお兄さんが大好き!!」

など子どもや女性悪魔を中心に大人気だった。闇慈は大変ではあるが悪い気持ちは一切持っていなかった。むしろ声援に応えるために笑顔を絶やさずにファンに執事として、有名人としてサービスを配っていた。
そんな中・・・

「だぁぁぁ!?こらっ!部長のおっぱいを触っちゃダメだーー!!それは俺のなんだぞーー!!」

一誠の声が響き、何事かと次のファンに一言断りを入れて、一誠の元に駆け寄った。

「イッセー?なにがあったの?」

闇慈の疑問にリアスが少し顔を赤らめ、自分の胸を両腕で隠しながら説明を始める。

「私がスイッチ姫の役って事は知っているわよね?そしたら一人の子どもが私の胸を突っついたの」

「なるほど。それでイッセーが怒ってたって訳ですか。イッセー、今はファンの人達にちゃんとサービスしないと折角来て貰ったのに悪いよ?」

「う~~。部長!後で触らせてくださいね!?」

「分かったからそんな大きな声で言わないでちょうだい!私だって恥ずかしいんだから!!」

欲望に誠実な一誠は自分の欲望をぶつけるがリアスは流石に恥ずかしいのか困り果てた顔で一誠に言い聞かせる。その後闇慈達はイベントが終わるまで気を抜かずにファン達に笑顔を振舞った。

~~~~~~~~~~~

「ふう・・・流石にあの人数は答えるよ」

イベント終了後、闇慈は休憩室で休息をとっていた。人数が人数らしく流石の闇慈も堪えたみたいだった。

「あんな人数を相手にしたのは初めて冥界に行った時のパーティ以来かも」

第五十六話、参照。
そんな中、一人のスタッフがタオルと飲み物を持ってやって来た。その人物は・・・

「アンジ様、お疲れ様です」

「ありがとう、レイヴェル」

ライザー・フェニックスの妹、レイヴェル・フェニックスだった。
レイヴェルは子どもの事が大好きなのかこう言った、子どもに夢を与える仕事は進んで手伝っているらしい。闇慈の優しい笑顔に顔を赤らめると・・・

「私は子ども達に夢を与える仕事を手伝いたいって事で、べつに貴方達のためではありませんわ!!勘違いなさらないよう、お願いしますわ!!」

そっぽを向きながら答える。闇慈はあははと頬を掻きながら、再び尋ねる。

「レイヴェルって子どもが大好きなんだね」

「ええ。子どもは素直で可愛いですわ。だから夢をもって大きくなって欲しいので私はこの仕事を手伝うことにしたのです」

「僕も同じだよ。僕とレイヴェルって気が合ってるのかもね」

相変わらずの褒め上手な闇慈である。それがこの先にどう影響されるかはまだ知る余地もなかった。
闇慈の言葉に浸っていたレイヴェルだがある事を思い出したのか闇慈に一枚の手紙を渡す。

「これは?」

「サーゼクス・ルシファー様からの直々の御達筆ですわ。アンジ様にお渡しして欲しいとサーゼクス様から頼まれたものですわ。本来ならば直々にお渡ししたかったのでしょうが、業務などでどうしても抜けられなかったみたいですわ」

「サーゼクス様からの手紙・・・」

闇慈は手渡された手紙を見据え、少し表情を鋭くする。
サーゼクスが闇慈にこう言った事をやってくるのは【あの事】だという事に闇慈は頭に過ぎらせていた。

「どうやら私は見ない方が良さそうですわね。私は他の方々の所に行きますのでアンジ様はごゆっくりと手紙に目を通して下さい」

「ありがとう」

レイヴェルは闇慈の事を察したのか他のメンバーの所に行くと言う理由でその場から立ち去ってくれた。
そして闇慈は手紙の封を解き、その内容に目を通すとその手紙をテーブルに置き、準備を始めた。
その手紙の内容は・・・

【闇慈君。本来なら君に直にあって話すべきなのだろうが、どうしても暇を取る事が出来ずにこんな形で伝える事になってしまい、申し訳ない。では本題に入ろう。まずは『アグニ&ルドラ』を手に入れた事を心から祝福しよう。その力をどう使うかは君次第だ。しかし、さらに力をつけたいと言うなら、冥界の首都『ルシファード』の北にある瀑布【アクエリア】に向かうと良い。最近の調査でその巨大な滝の裏に古代遺跡があるとの報告があり、その遺跡は魔具が封印されているという事だ。そしてその封印されている魔具の名は・・・】

「【ネヴァン】・・・か」
 
 

 
後書き
次回は新たな武器を手に入れるために闇慈が挑戦する場面です!!

感想と指摘。よろしくお願いします!!

 
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