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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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13ー本番 (中章)

 
前書き
投稿が遅れた〜!
自動車教習が忙しくて…
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「甘い!甘いよ‼︎キリト君‼︎」
「須郷…お前は殺す。殺す!」

重力魔法で倒れ伏し、剣を突き立てられてる俺は祈ることしかできなかった。その間もオベイロン…須郷はアスナの涙や胸を舐めるなどして辱めていた。
誰でもいい…悪魔でも…アスナを辱めてるこいつを倒す力を…

屈服するのか?かつて打ち倒したシステムの力に?

仕方ないじゃないか…俺はただのプレーヤー…

それはあの世界の戦いを否定することになるぞ…!さあ!たちたまえ!キリト君‼︎…それに悪魔ではないが死神ならいるぞ…?

お前は…⁉︎

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「う…うおおおお!」

俺は立った。重力の魔法を受けてまでも。
オベイロンは舌打ちした後、立った俺を蹴ろうとした瞬間。

「え!なにこの状況!R指定ですか!美少女を鎖プレイとかかなりマニアックですね〜?須郷さん?もっと!もっと!…鳴り響かせて歌声を♪」

いつもあの世界で聞いていた。透き通った声が聞こえたと思うとアスナを拘束していた鎖が飛んできた音符の剣で全て切られていた。

『全く…女の子をこんな目に合わせるなんて…女の敵ね。』

今度は重力を起こしてる重力場にノイズが起こったと思うと、重力場が一瞬で消え去った。そうするといつの間にか小さな妖精がコートのような物をアスナにかけていた。

「なんだ⁉︎何が起きている⁉︎」

オベイロンが喚き散らす中。

「「スノー‼︎」」
「スノードロップ…貴様あの病院であった雪宮のガキだな…!」

アスナとキリトは歓喜の声を、オベイロンは喚き散らす中俺は笑いながらいつも通り大鎌を回しながら降り立った。そして人差し指を前に突き出し。

「いいや。俺は雪宮佳じゃない…。僕は双子の弟の雪宮圭人だ。」
「「「⁉︎」」」

母さん以外この場にいる全員がポカーンとする。俺は笑いながら。

「なーんちゃって!嘘、嘘!俺が雪宮佳。スノードロップで〜す!いやーん!」
「…」

うわ…なんか引かれてる目線を感じる。
そうするとオベイロン…須郷は少し冷静さを取り戻したのか。

「貴様…僕の世界で暴れやがって…」
「あ、そうかオベイロン閣下がここにいたのか」

オベイロンがシステムコマンドを打とうとした瞬間。

『だめよー♡』

オベイロンにノイズが走ったと思うとシステムコマンドが消滅した。

「な…⁉︎」
『だめよー♡そんなことしちゃ…プレーヤーオベイロンのペインアブソーバを0に変更。ログアウトコマンドを消失。』
「な、何…?」

今度は母さんが笑いながらシステムコマンドをいじっていた。…あの笑い怖いんですけど…
そんなこと考えながら

「さあて、そろそろお片づけの時間だね。きっとオベイロン閣下はHPが膨大に設定してあるんだろうなー?俺じゃあHP減らしきれないかも…キリト君ー?手伝って?」

見るといつの間にかキリトがオベイロンの後ろに立っていた。

「ひっ!やめ…」
「逆だったらやめないでしょう?んじゃ…」

俺は大きく息を吸い。

「機械仕掛けのカラスが泣いた♪発条切れて肝心な所でかわいた♪わいた♪何がわいたか♪偏食家のセリフ♪真似した♪」

そう歌うと音符のカラスが一斉にオベイロンに突っ込んでいき爆発。さらに音符のナイフがオベイロンを全方位から串刺しにする。

「がはぁ…」
「アスナの味わった苦しみはこんなもんじゃない…!」

さらにキリトの斬撃がオベイロンの右目をえぐった。
俺はさらに笑いながら

「俺は優しいからね。ログアウトまでサービスしてあげるんだ…。と、言う訳でログアウトしていいよ!」

そう俺が言うと母さんが察したのかログアウトコマンドを復活させる。それを見るとボロボロになったオベイロンがログアウトしようとしたが…

「ごめーん!気が変わった!」
「⁉︎」

大鎌でオベイロンを腹から真っ二つにした。

「な、なんで…?」
「え?だってログアウトまでサービスしただけだよ?だからやっぱり俺がHPを0にしてあげないと。ではペインアブソーバー0の苦しみをお楽しみ下さい!」
「…」

オベイロンは苦しみながら消滅して行った。

「ふふ、まあこんなもんかな?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アスナとキリトがそれを見て安心したようにログアウトすると俺は何も無い空中に。

「茅場さん…いや、ヒースクリフ。久しぶりですね。」
「ふふ…気づいていたか。さっきキリト君にも助太刀したのだかな。」
「その節はどーも。」

あの世界で消えたヒースクリフの声が聞こえてきた。俺は少し驚いたが母さんは少し不満そうな顔をしているが…

「時間が無いのでな…ありがとう。スノー君。まさかゲームマスター相手に世界を変えるという手段で行くとは…」
「このゲームの元になっている『夏の夜の夢』はプーカがオベイロンのいうとうりに動かない唯一のキャラだからね。それを参考にさせてもらった。」
「なるほど…スノー君らしいな。」

ヒースクリフは少しため息をつき。今度は母さんに話しかけた。

「そして流石、雪宮さくらさん。…まさかザ・シードを作るとは。こっちの世界で見ていましたよ。」
『ええ、貴方のパソコンとかハッキングしたらたまたま見つけた設計図がまさかあんな物だったとは…まあ、全世界に匿名でばら撒きましたけどね。』

母さんは不満そうに膨れている。ヒースクリフは少し笑うと

「そろそろ時間のようだ…また会おう。スノー君」
「できたら今度は平和にゲームしたいな♪」

こうして俺たちはヒースクリフがさったのを見てログアウトした。 
 

 
後書き
言いたいことはただ一つ!

さっさとGGO行きたい(切実) 
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