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ソードアート・オンライン handle a system

作者:ハマT
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50狙撃手vs. 狙撃手


アーガスが襲撃されて私はスグにある人物にあいにいった。
「遅かったわねちゃんと準備しといたわよ」
彼女の名前は朝本叶、こっちの世界の私だ。この世界にはキリト達の性格などを鏡に写したような人たちがいる。リーファは変わらないけど、キリトは桐谷和也で暴走族文月のリーダーでキリトと違いコンピューターは苦手、アスナは金木飛鳥で性格がすごくきつい。リズは新崎里奈であまり武器は好きじゃない、エギルはそのままプレイヤーネームが本名であまり金は好きじゃない。クラインは壷井倉之助って名前で女嫌い、シリカは吉野京子って名前で年齢も変わってる。そして私は銃オタク。
私が彼女に頼んだのは私がGGOで使っていたヘカートⅡの準備。十二星って言う名前とリーファから聞いた話を元に敵の能力をある程度予想していた私は相手の中に狙撃をしてくるやつがいるかもしれないと言う理由から彼女に狙撃のための銃を用意してもらっていた。その予想は的中しいくつかの窓ガラスに銃で打たれたあとがあった。私はヘカートⅡを受けとるとスグに打つ準備にとりかかった。相手との距離は1500。これくらいの距離はゴミ箱にごみを投げ入れるようなものだ。少し手が震えながら冷静に狙撃する。しかしその狙撃は相手のいる建物についている看板に当たった。
「はずした?!」
スグに反撃が来る、そう思った私は身構える。でも相手の弾丸は全く関係ない場所に命中する。どうやらまだ気づかれてないみたい。少し調整しもう一度狙撃する。けどやはり当たらない。もう一度調整し狙撃。やはり当たらない。それからも何回やろうと私の弾丸は当たることはなかった。
「何でなの?!」
まだ集中が足りないのかもしれないと気合いを入れ直しスコープを覗く。そこには…………
狙撃していた相手が私を見て笑っていた。
その瞬間相手の弾丸が私の左肩を貫いた。あまりの激痛に私は狙撃の体勢を崩してしまう。普段GGO で味わっている痛みよりも大きな痛み。気づかれている以上相手より先に頭を撃ち抜く必要がある。それはGGO でいやと言うほど学んだ。予備の武器で撃たれたり痛みをこらえて撃ってくるからだ。それに対抗するには相手を一撃で倒すしかない。でも私にはそんなことは出来ない。またあの時みたいにトラウマがよみがえってくる。多分もうすぐ私は死ぬ。相手の腕は私以上、頭を撃ち抜くことが出来る。少しずつ迫る死の瞬間に今までの自分の人生を振り替える。
私の父は私が幼い頃に事故で死んだ。母はまだ生きている。昔銀行で強盗に襲われて母を守るために強盗を撃ち殺した。その出来事はあっという間にみんなに広がり私は人殺しとして生きてきた。高校を田舎から東京に変えたのも誰も知らない場所で心機一転と言う感じだ。でもそこで遠藤にであった。彼女も他の人と同じ私が人殺しだって知ってた。そんな時私は新川君に出会った。GGO も彼に進まれて始めた。そしてキリトとリュウヤに出会った。あいつらは死銃の調査で来ていたけどあいつらに会って私は変われた。ずっと握れなかった銃を握れた。そう言えば本線の前にリュウヤに助けてもらったんだっけ?あいつの見舞いに行って初めてあの時助けてくれたのはリュウヤって知ったんだったわね。そう言えばあの時私のトラウマについてあいつなんていってたってけ?確か、『トラウマなんて気持ちの持ち次第で変わるもしおまえが仲間のために銃を握るときその銃弾に迷いはない。人間てのはそう言うもんだなにかを守るためなら人すら殺せる』だったっけ?
その言葉を思い出した瞬間何で私の弾丸が当たらないかが分かった。相手を殺すことに私は迷っていた。人間としては当然かもしれない。でもあのチャラ男がいってた。敵はどうせ死んでも向こうで生き返るって。なら遠慮は入らない!!仲間を守るために私はこの銃を握ったんだ!!
私の手は自然にヘカートⅡに伸びスグに狙撃した。カンッと金属同士が当たる音が鳴り響いたあと、私はもう一度狙撃、そして相手は頭から血を流し沈黙した。 
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