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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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十三人目
BURNIN’ LOVE
  九話

やっぱり…


うちがいんとあかんなあ…

最期まで…
世話の焼ける人や…







わしも不覚やった。

いきなり姉さん変な事言うてなあ。

兄貴の方走って…



後ろの方の竜がな、口から火吹く所わかったんや。

もう我を忘れてる兄貴には気付けるはずもない…






あんたあ!

あんたはうちの最高の男やあ!

愛してるよ…






ドン…






兄貴を突き飛ばし…
姉さんは消えてもうた…
わしは不思議と涙は出んかった。

その代わり拳握り過ぎて、肉破れてもうたわ。
ほら、この跡みてみ。







あほやのう…
お前は…

わし守って…どうすんねん…


待っとれ…
すぐ行く…

道連れ…
ようけ連れてな。







もう切れない…
バキバキになった角竜剣を捨て…

わしに言った。







お前の剣…
冥土の土産にくれや…







い…いやです…
死んだらだめっすよ!…







何を泣きそうになっとんねん…お前…ははは…

ええから…
はよせぇ…


兄弟…
 
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