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『自分:第1章』

作者:零那
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『生徒会』

夏休み明け。
いつものバス停。
普段居らん人。
同じ高校。
3年。

中学の先生の話で、共通するものがあった。
施設のこと知ってた。

どことなく、先輩にも渦巻く闇思念を感じた。

休み時間は先輩達がたまってる処に行くようになった。
放課後は生徒会。

先輩と出逢って、生徒会の皆と出逢って、一緒に仕事さして貰って、毎日が楽しくなって充実してきた。


スクールカウンセリングも総合病院での心理療法も尚更嫌になった。

あ、なにげに続いてます。
異常者扱い。

何人もの人からカウンセリングやらテストやら...
人によって言うことが違う。

人格障害に関しては境界性?解理性?
両方って言う人もいる。
両方は有り得んって言う人もいる。
それより酷いって言う人も。
どんだけ異常なんよ。

今でこそ、鬱やパニック、精神病は表立って増えてるけど...当時は精神科行きよるってだけでイカレとるって感じだった。


桃ちゃんと先輩は、放課後も一緒の時間が増えたから言ってた。
其の時間が苦痛って事も。

学校の時は、2人の協力でカウンセリングを脱出した事もあった。
病院は職員の迎えで行くし強制。

病院は、お決まりのように『改善されてませんね』って。

何がどう改善されんのん?
説明がない。
ただただ『おかしい』って言われ続けりゃ改善する気にもならん。
そもそも精神の根本やか改善するんかすら不明。
異常なら異常のままや思う。
記憶入れ替えるなら人格も変わるんちゃうか?


学校は学校で、施設から来てるってだけで職員が過敏で差別並に集中攻撃。

職員に逆らう奴やか自分以外にも居る。
スカート丈もっと短い奴も他に居る。
髪染めてパーマしとんも居る。
ルーズ履いとんも他に居る。
水商売やウリしよる奴も居る。

零那だけ、はみ出しモンみたいに言うてくるのは理不尽。


あぁ、施設やから?親居らんから?
逆らうなって?


うんざり。
監視生活。
狂いそう。

なんぼいわれても良い子にやか成り得んで。
零那自身が納得せん限り、誰にも何にも従わん。


生徒会と絡むようになって文化祭の準備も忙しくなった。
2年と付き合って停学。

『不純異性交遊』
笑える。
外での悪行はバレずに何もないのに。
こんなんで停学とか。

じゃあクラスのウリしよる奴達全員『不純異性交遊』で停学にしくされ。


理不尽な判断に納得できず校長に直談判。
結果、課題増量。
そんなもんか。
はいはい。
どうせ零那は一生理不尽に虐げられる運命なんやろな。
解りました。
邪魔なら消えときます。


停学明け。
先輩に事情話したら笑ってた。
笑い事じゃないよ...
理不尽な停学のせいで、楽しい
生徒会の時間が奪われたんやから。
そう話したら先輩は嬉しそうに笑った気がした。
先輩は良く笑うけど、本心で笑った顔を初めて見た気がした。

あ、2年とはすぐ終わった。

 
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