| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

悪魔と人間

作者:新島幸治
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四の罪

 
前書き
ちなみ芽吹はお酒が弱いです 

 
芽吹が七つの大罪と契約してかれこれ一年半、徐々に悪魔の力の使いこなせる様になりその力は人の心の闇に潜む悪魔を退治する方が専門になっていったが、カウンセラーの腕も上がり最近芽吹の仕事の大半を取っていた大手カウンセラー事務所[kinds]は最近大きい事故があったらしくシャッターに閉店と書いてある張り紙だけ残して消えてしまった。大半取られた仕事を取り戻し、さらに悪魔殺しと言われ最近そば屋とエクソシスですかという間違い電話が月に2、3回くらい来るようになってしまった。だけど副業の大家さんは何気にいい小遣い稼ぎになっているせいか。それをへそくりにしているのをマモンにバレて大家さんの権限をすべて取られてしまっている。そしてこの日芽吹に重大な出来事ご訪れる。その日は旧世代の不良にからまれてしまい、芽吹は面倒くさく大罪の力を使った。
「まとめて更生させてやるよチンピラどもほらこいよ」
「なんだと俺達おちょくるなんていい度胸してんじゃなーかお兄さんならお望み通りに死ねー‼」
不良が芽吹に刃物向けたが、芽吹は刃物を易々と蹴り飛ばして右腕にはめててる腕輪に付いている宝玉を一つずらした。
「魔人化‼」
すると芽吹の周りに黒い煙が覆いそれをバッっと掃うとそこには空想上の生物ドラゴンを沸騰とさせる。姿となった。それに不良が驚いて口からモワモワと黒い何かが現われそれが塊となって一つの悪魔となったそして青年は精気が吸い取られ倒れていた。芽吹はそれに唖然した。
「あちゃーこうことでもできるんだー悪魔っていうのは」
そうつぶやいてると芽吹の頭の中から急に耳障りな声が聞こえた。
「おい渡なにやってんだよ仕事以外使うなんて違反だろこれからバイトの面接なんだぞ責任取れ」
「わりー急用なんで30秒ですますから、堪忍して」
それに渋々うなずくサタン
「了解だ。だができればもう少し早くな」
サタンの了承も受け戦闘体勢に入る芽吹、その殺気だけで動けなくなる悪魔その隙をついて芽吹は、ずらした宝玉、更にずらした。
「解放」
すると、悪魔の周りには四方を囲む巨大な魔法陣が出現し、芽吹は魔法陣の前に立ち拳にエネルギーを溜めその拳を魔法陣に撃ちこんだ。
「魔王の逆鱗‼」
拳を魔法陣に撃ちこんだ瞬間、魔法陣の中が爆発し中の悪魔は灰になって風で飛んで行った。芽吹は魔人化を解除し不良に精気があるか確認しその場を去ろうとした。直後
「ちょっと待ってください!」
そこには、芽吹に声をかける一人の女性がいた。そして女性は芽吹に質問をした。
「さっきの一体何なんですか?」
すると芽吹は女性に
「悪魔の力ただそれだけだ」
ただそれだけ言って去ろうとしたが彼女は芽吹の腕を掴み近くの喫茶店まで連れて行かれた。芽吹は
「なーお願いだから、早く解放してくれー」
懇願している芽吹に対し彼女は、お構いなしに質問をする。
「私、橘ヒロ美っていうんですけどさっき悪魔の力って言ってましたよね、その事について詳しく話してもらえませんか?」
芽吹はヒロ美に悪魔の事そして自らが従えている?七つの大罪の事を詳しく話やっと解放されると思ったが、しかし
「おい芽吹誰なんだその女?」
「その、マモンすまん勢いでこうなった」
「ここが悪魔の巣窟」
芽吹はマモンに叱られているのに対しヒロ美は唖然した。七つの大罪の住んでいる場所がこんなにも普通なんて思ってもなかったので立ちすくんでいた。そこに
「ただいま帰ったぞ、おいファー芽吹の奴またへそくりしてたのバレたか?」
「違う違うボクが寝てた間に芽吹がどこの馬の骨かわからない女連れて来たんだって、それよりサタンバイトどうだった」
「バイトは通った。で?」
サタンにいままでの出来事を話すファーするとサタンは生きる屍と化したヒロ美に
「おーい大丈夫か?」
「ひゃ!」
突然声をかけられて驚くヒロ美にサタンは
「すまないなんかイメージが違くて」
「いや悪魔さんたちにも事情ってあるんですよね」
ヒロ美は目の前の現実に痛感していたが、ヒロ美は芽吹にあることを頼んだ
「芽吹さんあの」
「うん、何ヒロ美ちゃん?」
マモンに叱られ挫けそうになってる芽吹にヒロ美はとんでも事を頼んだ
「私をここで働かせてください」
その言葉に芽吹一同全員
「「「「えっ?えーーーー」」」」
驚嘆する一同そしてヒロ美に必死の忠告をする
「やめといた方がいいってそうしないとボク達みたいに低賃金でこき使われるのがおちだよ」
「ファーの言うとおりだそのせいで俺はバイトしてるし後の二人だって」
「おいサタンてめーバイトやってたのか俺に言わずに」
「まぁまぁマモンちょっと落ち着けよ」
「だまれ貧乏カウンセラー」
「ああんなんだとケチ野郎」
口論は続きやがては乱闘に発展していった
「あれ止めなくいいんですかファーさん」
あの乱闘に引き気味のヒロ美にファーは
「いいのいいのいつもの事だし後、別に名前呼び捨てでいいから」
ファーは芽吹マモンサタンの乱闘も気にせずヒロ美に冷蔵庫から生ぬるいお茶を差しだす
「まぁこれから橘も一緒に働くしこれは同僚の杯ってことで」
「あの私まだ採用されてませんよ」
「いい、いい後なんでこんなとこ入りたいって思うの」
ファーの素直な質問にヒロ美は真面目な顔で答えた
「私昔から悪魔とか都市伝説が好きで最近この町で怪しい現象が起きてるって聞いてきたら芽吹さんと出会ったの」
ロマンチックに語っているヒロ美にファー
「ごめんそれ多分ボク達の仕業」
「えっそうなの...?」
またショックで固まってしまっているヒロ美にもうしわけなさそうに謝っているファーだがヒロ美は
「別にいいよだってあなたたちのとこにいればまた悪魔に会えるんでしょ」
速攻で立ち直っている。ヒロ美にファーは
「えっまぁうん」
ちょっと引き気味だったがその時バゴンドガンとうるさい音が聞こえたそれはマモンとサタンが壁に叩きつけられた音だった。 
 

 
後書き
やっと回想終わった。次回から本編です 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧