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ソードアート・オンライン 少年と贖罪の剣

作者:星屑
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第一章:ソードアート・オンライン
  Prologue

 
前書き
初めましての方は初めまして。私のことを知っていらっしゃる方はこんにちは。星屑です。
基本、この物語の序盤はシリアスで進んでいきます。暗い話苦手な方はご注意ください。 

 

「『ソードアート・オンライン』」

暗く、閉ざされた空間で、嗄れたオレの声がその言葉を紡いだ。

「……必ず」

掠れる声で、必死に言葉を吐き出す。醜くても構わない。既にここを我が物顔で占拠している奴らには呆れられている。

「…終わらせる……オレが」

ーーこの手で

掴んだものはこの手をすり抜けていった。得たものは己を縛る(贖罪の意思)だけ。
《幽鬼》と恐れられたオレは、薄っすらと消えかかる右手で剣の柄を握りしめた。





人は、自身の命が脅かされる際にこそその性がより強く噴出する。
諦観、絶望、恐怖、裏切り、死。
結束、歓喜、希望、悟り。

醜くも気高い、ヒトという性を曝け出す姿こそが、人間の中で最も美しい。私はそれを見たいがために。そしてこの世界を本当の意味で完成させたいがために今回の大きな罪を犯した。

だからこそ、この少年は殺すに惜しい。『黒の剣士』や『閃光』と同じくらいに。

はてさて、欠損を抱えた少年はこの世界にて一体何を見るのだろうか。絶望か? 希望か? それとも、それとは別のナニかか?
なににせよ、私は観察するだけだ。掴めるものなら掴んでみせよ。得られるものなら得てみせよ。この世界を終わらせられるものならーー

「ーー終わらせてみたまえ。《幽鬼の剣士》よ」

薄暗い部屋の中で、真鍮色の瞳を細めて白銀の騎士は笑みを浮かべた。




信頼した仲間を手に掛け、憧れた騎士の正体を暴いた、かつて《希望の象徴》とされていた剣士がいる。これは、黒の剣士とは違う、そんな彼の物語。


to be continued
 
 

 
後書き
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