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高校生エレクトローター

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十八話 雰囲気(バトル)

 
前書き
どーも、たつやTVです。
最近は少しづつyoutubeの投稿も進んできています。ポケモン実況など、リクエストがあったのでやってみていますw
小説もいい感じで書けてきているのでアドバイスや評価などお願いします!


( ^_^)/~~~ 

 
《本日は前期最初の実力テスト日です。各クラスごとに行動してください。》



校内に大きな放送が鳴り響いた。
ざわつきがクラスであったのだが、一瞬で静まる。


ドアが開くと、端末を持った女性がが入ってきた。

(・・・担任のカウンセラーか)
まるで、アニメとかでよくあるシチュエーションの様だった。
教壇に立ち、皆の目線を奪った。少し小柄の20年代だろうか、単純に若い。
そう、ここのクラスに立つカウンセラーは、年など関係なく、強力な超能力が使えないといけない。どんなに若くても、能力行使に対する生徒の喧嘩を全力で止めなきゃいけないからだ。

元気のハツラツとした声。



『Aクラスを担当させて頂きます、清水 真琴です。清らかな水と書いて清水です。よろしくお願いします。』

丁寧な挨拶と余裕さには若さが隠れる様。けっこうベテランだろうか。

清水か… 歴史を遡っって清水家は古代から水を操る能力者として知られ受け継がれているが、その清水かは特定はできなかった。

『今日は特に連絡は無いのですが、くれぐれも、能力を悪用したり不正には気を使ってくださいね。』

たんたんとした口調でそう言い、HRはすぐに終わった。




◇◆◇



実技棟の広いルーム。

はじめは念力測定のテスト、ルームには5台の台式測定機が設置されていた。
多くの生徒が来ていてもう刻々と測定は始まっているようだ。
全校生徒全員の実力テスト。


淡々と集中したテストが続いている…
静けさがルームには充満していた。

でも、一部の生徒は違かった。余裕さがあるAクラスは少しざわざわとしている。
桁外れの能力者達が揃うクラスは傲慢な奴が多い。



・・・

ざわざわ…


少し違うざわつきがあった。
ピリピリとした緊張感の高い声と、張り合いのある男の声。
何かいけない雰囲気が漂っていた。



1-Bの女の子と1-Aの貝木(かいき)との言い争いのようだ。



・・・・・



ー『みんな集中してるんだから静かにしてって言ってるでしょ!?』

女の子は怒鳴りつける様に言う。まるで中学生の怒鳴りつけの調子で。


ー『うるせーんだよ、先生気取りの生徒会員がっ!! いつまでもそんなんだから何年経っても劣等生に変わらないんだよ。』



ー『劣等生ですか・・・・今のは失言ですね、生徒会として強制連行しますよ?』



失言とは「劣等生」という単語なはずで、学校は優劣に関する言葉を禁止させている。
暗い表情に変えた女の子は〔貝木に手を向けた〕。攻撃体制の脅しのようだ。



ー『強制連行ねっっ… やってみろよ、ザコが!』

貝木は不気味な微笑をしてそう返す。
周りのざわつきが増してきた。

とてもまずい事態に変化しているのがわかる。
けれど、誰も止めには入らない。喧嘩の殺気はどんどんと増している。



能力を先に発動させたのは、生徒会の女の子の方だった。



無音な能力だった。



ー『っっ! 足が動かねえ…』

貝木の足は氷に包まれて、地面にへばりついていた。





冷却(アイスブレード)。

女の子は原子活動低下能力(ぶんしかつどうていかのうりょく)を発動したようだ。

青いオーラ。彼女の体には露点を達した水蒸気が宙を舞っていて、まるで青いオーラが包んでいる様だった。鮮やかな能力に貝木は止まった。


周りの人も冷気を感じとった。その子の殺気とともに。







・・・でも、彼女の攻撃もつかの間。貝木の余裕さが表情に出た。
見えない程度ににやけているのが見えるのだった。



(まずいな…)
広翔は聞こえない程度に口にした。



一瞬の貝木の攻撃だった、

貝木が手を突き出した瞬間に、


《ドン!!!!!》



彼女の身体は軽く吹っ飛びまた、ドン、と轟音が鳴る。

貝木の得意能力、衝撃(プレス)、だった様だ。


15mくらい吹っ飛んだだろうか、すごい衝撃で壁に激突し、そのままうつ伏せに倒れこんだ。





・・・・・

それに気づいた先生や生徒が急いで駆け寄った。
ざわざわとしていた空気が一瞬で消える。

彼女は頭の額の辺りから出血していて、心配という空気が走っていた。




だが、貝木の表情は変わらなかった…
 
 

 
後書き
m(_ _)m


少しバトルを含めてきました。
 
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