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時の唄は人生の道

作者:末武克之
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第1話 坂道の始まり

 
前書き
昔から書いてました。 

 
ー勝人ー


俺は桜並木の坂道を歩きながら空を見ていた。
勝人「俺も今年で高校卒業か。」
俺はそう言いながら坂道を歩いていた。
?「ハァハァ。」
坂道の途中で小さな女の子が息を荒くして座り込んでいた。
俺はその子に近づいた。
勝人「おい、大丈夫か?」
俺はその子に聞いた。
?「えっと。大丈夫じゃないです。」
そう女の子は言った。
勝人「大丈夫じゃないのかよ!」
俺はそうツッコミを入れてカバンを片手に持ちながら女の子をお姫様抱っこして学校まで走った。



~光坂高校の保健室~


俺は保健室に到着した。
?「あら?宮沢君どうしたの?」
そう聞いてきたのは保健室の天原ふゆき先生だった。
勝人「あ、天原先生実は坂道で倒れてる女子が居たので担いできました。」
そう俺は言った。
ふゆき「あら?小早川さんね。」
そうふゆき先生は言った。
勝人「あ!先生その子お願いします。」
俺はそう言って教室に向かった。


~3年D組~


俺は教室に来ると女子の大半が俺を見てビビっていた。
?「よう!勝人おはよう。」
そう言ったのは俺の幼馴染みの棗恭介だった。
勝人「よう!おはよう。」
俺はそう言って自分の席に座った。
恭介「あ!そうだ昼に話があるから忘れるなよ。」
そう恭介は言った。
勝人「わかったよ。」
俺はそう言って眠りに入った。


~昼休み~


俺は起き上がって外を見ていた。
?「すみません。ここに宮沢勝人先輩居ますか?」
そう言ったのは今朝の女子生徒だった。
勝人「宮沢は俺だけど?」
俺は女子生徒にそう言った。
?「あの、今朝はありがとうございました!」
そう女子生徒は頭を下げて言った。
勝人「ああ!気にすんな。俺は当然の事をしたまでだ。」
俺はそう言って女子生徒の頭を撫でた。
?「でも助けてくれたし。悪いですよ。」
そう女子生徒は言った。
勝人「なら、今から学食に行くんだが一緒に行くか?」
俺は女子生徒に聞いた。
?「え?あ、はい!いきます!」
そう女子生徒は喜んでいた。
勝人「俺は宮沢勝人。3年のリトルバスターズの一人だ。」
そう俺は言った。
ゆたか「私は小早川ゆたかです。1年A組です!」
そう小早川は自己紹介をした。
勝人「んじゃ、学食に行くか?」
俺はそう言った。
ゆたか「はい!」
俺は小早川と一緒に学食に向かった。


~学食~


俺は麻婆豆腐定食を注文した。
ゆたか「それで先輩の友達はどの辺に居るんですか?」
小早川は聞いてきた。
勝人「ん?あの辺だぜ。」
俺は指差した。
そこには4人の男子と一人の女子が居た。
?「遅ーぞ勝人!」
そう言ったのはリトルバスターズで筋肉バカの井ノ原真人だった。
?「何か遅れた訳でもあったのか?」
次に言って来たのは宮沢謙吾剣道部の副主将だ。
?「お前また麻婆豆腐定食を選んだのか?」
そう言ったのはリトルバスターズのリーダー恭介の妹の棗鈴だった。
?「あれ?勝人その子は?」
聞いてきたのは直枝理樹リトルバスターズでただ一人の普通の男子生徒だ。
勝人「ああ!この子は今朝坂道で具合悪くなっていたから助けたんだよ。」
俺はそう言った。
真人「そうなのか。俺は井ノ原真人だ。呼び名は筋肉さんでいいぜ!」
そう真人は言った。
謙吾「俺は宮沢謙吾だ。よろしくな。」
謙吾はそう言った。
理樹「僕は直枝理樹。よろしくね。」
そう理樹は言った。
鈴「ん………………私は鈴だ。」
そう鈴は少し勇気を出した。
恭介「俺は棗恭介、リトルバスターズのリーダーだ!」
そう言ってポーズを決めた。
ゆたか「小早川ゆたかです。よろしくお願いします。」
小早川はそう挨拶をした。
勝人「あ!そういや何で集まってくれって言ったんだ?」
俺は恭介に聞いた。
恭介「ん?ああ!俺とお前は今年で学生生活最後だろ。」
そう恭介は言った。
勝人「ああ!確かに。」
俺は頷いた。
恭介「何もやらないで1年終わるのは嫌だろ?」
そう恭介は言った。
勝人「ああ!」
俺は麻婆豆腐定食を食べながら頷いた。
恭介「だから、俺達で最高の思い出を作ろうぜ!」
そう恭介は拳を突き上げて言った。
勝人「で、何をやるんだ?」
俺は聞いた。
恭介「野球をしよう!チーム名はリトルバスターズだ!」
そう恭介はポーズを決めた。
ゆたか「野球ですか。」
小早川は少し苦笑いをしていた。
勝人「スポーツ苦手なのか?」
俺は小早川に聞いた。
ゆたか「はい。かなり。」
そう小早川は言った。
真人「なら、俺達が手伝うぜ!」
真人はそう言ってカツ丼を食べ終えた。
恭介「とりあえず。今日はグランドの草抜きと石拾いをしようと思う。」
そう恭介は言った。
理樹「意外だね。恭介がそんな事言うなんて。」
そう理樹は言った。
恭介「ああ!勝人が前にグランドは石が多いから気をつけないとな。」
そう恭介は言った。
勝人「確かに言ったけどよ。」
俺はそう言って水を飲んでいた。
恭介「んじゃ、放課後に集合な。」
そう恭介は言った。
5人「オー!」
俺達はそう言った。


~放課後~


俺達は授業が終わってグランドに向かった。
?「オーイ!宮沢!」
俺に声を掛けたのは担任の黒井ななこ先生だった。
勝人「何すか?」
俺は聞いた。
ななこ「今日岡崎と春原が来てなかったからプリントを渡してくれんか。」
そう先生は言った。
勝人「別に構いませんけど。」
俺は二枚のプリントをカバンに入れてグランドに向かった。


~グランド~


俺はカバンをグランドの近くの階段に置いて制服を脱いで草抜きをしていた。
ゆたか「宮沢先輩早いですね。」
そう小早川は言った。
勝人「ああ。」
俺は集中しながら草抜きをした。
理樹「あれ?早いね二人とも。」
理樹と真人と鈴と恭介が居た。
勝人「謙吾は剣道か?」
俺はそう理樹に聞いた。
理樹「うん。大会が近いんだって。」
そう理樹は言った。
恭介「よし、んじゃ男は石拾い女は草抜きな!」
そう恭介は言った。
勝人「確かにそうした方がいいな。」
俺はそう言ってかごを小早川と鈴に渡した。
ゆたか「ありがとうございます。」
小早川は頭を下げた。
勝人「ああ!気にすんな。」
俺は石を拾いながら空を見ていた。
恭介「そろそろ捨てに行くか。」
そう恭介は言った。
理樹「そうだね。」
理樹はくさがいっぱい入ったかごを持って近くの山に恭介と一緒に向かった。
ゆたか「これどうしたらいいですか?」
そう小早川は聞いた。
真人「俺と勝人で持っていくぜ!」
そう真人は言った。
勝人「小早川!」
俺は小早川を呼んだ。
ゆたか「何ですか?」
小早川はこっちに来た。
勝人「六人分ねジュース買ってきてくれ。」
俺はそう言って1200円渡した。
ゆたか「わかりました。」
そう小早川は言った。
勝人「真人行くぞ。」
俺はそう真人に言った。
真人「ああ!」
俺は真人と一緒に草が入ったかごを持って焼却炉に向かった。


~5分後~


俺と真人は草を捨てに行くのを終えてグランドに戻ってきた。
勝人「あ~。疲れた。」
俺はそう言ってグランドを見た。
ゆたか「かなりきれいになりましたね。」
小早川はそう言って俺にジュースを渡してくれた。
勝人「ああ!2年も放置されてたからな。」
俺はそう言って汗をタオルで拭った。
恭介「わり。遅れた。」
恭介はそう言って理樹と一緒に来た。
ゆたか「あ!先輩方これ宮沢先輩から奢りです。」
小早川はそう言ってジュースを理樹と恭介に渡した。
真人「いや~しかし俺達だけでここまで片付くとはな。」
真人はそう言って汗をタオルで拭いていた。
理樹「それより恭介。これからどうするの?」
理樹は恭介に話し掛けた。
恭介「ん?何がだ?」
恭介は頭に?マークを浮かべながら聞いた。
理樹「メンバーだよ。今は僕と真人と鈴と勝人と恭介と小早川さんの6人しか居ないよ。」

そう理樹は言った。
恭介「なぁに。何とかなるさ。」
そう恭介は言ってカバンを片手に持ちながらどこかへ行った。
真人「どうする?」
真人は俺に聞いてきた。
勝人「なら。今日は解散だな。」
俺はそう言ってカバンと制服を持って学生寮に向かった。


~坂道~


ゆたか「あの、宮沢先輩。」
小早川は俺に話し掛けてきた。
勝人「何だ?」
俺は足を止めた。
ゆたか「明日先輩と一緒に学校に行ってもいいですか?」
そう小早川は言って来た。
勝人「ああ。別に構わないが。」
俺はそう言った。
ゆたか「なら。明日男子寮の玄関で待ってます!」
そう小早川は言った。
俺は頭を掻きながらリトルバスターズの皆と男子寮まで歩いて帰った。



ここから俺達の物語が始まったのである。 
 

 
後書き
次はCLANNADときんいろとおおきくを出します。
 
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