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ハイスクールD×D~舞い踊りし剣舞姫~

作者:レゾナ
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第一話

ここで俺たちの事を紹介しておこう。

まず、俺。兵藤一誠は俗に言う転生者って奴だ。

え?そんな風に見えないって?

仕方ないだろ?俺からしたらわからないんだから。簡単に言えば俺には前世の記憶はない。なのに俺は自分が転生者だとわかっているという変な感じなのである。

小さい頃に両親が立て続けに死んでしまい、途方にくれて森の中を歩いている時に俺は彼女達にあったんだ。

今は俺の首に白い剣と黒い剣が交差する形のネックレスとして掛けられている女性……レスティアとエストだ。

森の中で途方にくれていた俺の事を心配してくれた心優しい二人だ。

その後は彼女達の正体を聞いたのだが……正直簡単には整理がつかなかった。

二人はその昔、戦争に投入された剣の精霊だというのだ。その時は信じられなかったけどな。

そして二人と交流する中で俺は精霊という存在がいる事を知った。

今日の夢で見た所は精霊達を束ねる精霊王が狂っているという情報をレスティアに聞き、彼らを狂わせている存在を殺す所だった。

その時にまあ、悪魔や堕天使、天使の存在を知ったんだけどな。

そして俺の隣を歩いているクレア・ルージュ、リンスレット・ローレンフロストは共に違う世界の住人だ。

彼女達は精霊達の住んでいる世界「元素精霊界(アストラル・ゼロ)」に住んでいる人間の女の子達だ。

彼女達の他にも俺の家には四人ほど住んでいる。

クレアの姉であるルビア・エルステイン (下の名前は違う事は気にしないでくれ)。精霊王達に使える姫巫女、フィアナ・レイ・オルデシア。誇り高い騎士の家系に生まれたエリス・ファーレンガルト。

彼女達が今、俺の家に住んでいる。何でも精霊王達の命でここに来ているらしいが、半分は彼女達の意志らしい。

そんな中にこの前、新たなる仲間が加わった。

「アーシア。こっちの生活には慣れた?」

「はい!皆さんのおかげです!」

「まあ、私達も最初は戸惑いましたものね。要は慣れですわ、慣れ」

クレアとリンスレットがアーシアの事を心配してくれている。

なんだかんだで皆に愛される存在がアーシアだ。

そして俺たちが通っているのは駒王学園。

ここは以前まで女子校だったのが確か……昨年辺りから共学になったため、女子の比率が異常に高い。

クレアとリンスレットと別れて (二人とは違う教室の為)教室につくと

「よっ!イッセー!おはよう!アーシアもおはよう!」

俺とアーシアに挨拶してくる男の存在。

先ほど言っていた男。名前は神名流星(かみなりゅうせい)

「ああ、おはよう」

「おはようございます」

俺たちはそれだけ言って自分の席に座る。俺の隣にちょうどアーシアが来たので俺としては万々歳だ。

神名は俺も感覚だけではあるのだが……おそらくはだが、()()だろう。

そして俺の前にやってきた男。名前は松田。

「よう!イッセー!お前も一緒にこれ、見ないか?」

俺の前に出されたのは……所謂、18禁のDVDである。

コイツは俺の友人のエロイことに定評のある二人の内の一人なのだが……根はいい奴なので俺としても胸を張れる。まあ、エロを抜けば。の話なのだが……。

「はぁ、趣味なら兎も角として学校に持ってくるのはどうなんだ?」

「別にいいじゃないか。この学校では没収されないんだからな」

俺の言葉にカッコつけながら答えたのはもう一人のエロイことに定評のある友人である元浜だ。どこぞの戦闘力を図るスカウターのような機能が付いているわけでもないのにコイツがメガネを掛けて女子を見ると体型を数値化出来るという能力を持っている。通称スリーサイズスカウターと呼ばれている。

こいつもエロを抜けば誇れる友人だ。

「お前らな……持ってくるのは構わんが常識をわきまえろよ」

「「常識?なにそれ?俺ら☆男!男ならばこれくらい当然だ!!」」

「もうちょっと周りの事を考えろって言ってんだ!見ろ!アーシアを!」

「あうあうあう……///」

顔を真っ赤にしているアーシア。

「こんなに真っ赤になってるんだぞ!もうちっと考えてやれ!」

「そうだそうだ!一誠君の言う通りだ!」

「あんたらはもうちょっと常識を考えろ~!」

他の女子達も俺に賛同してくれる。

「「黙れ!これは俺らの楽しみなんだ!ほら、女子供は見るな見るな!脳内で犯すぞ!!」」

「アホか、松浜コンビ!!」

俺は二人の頭を持って教室の床に叩きつける。

「「ごばっ!?」」

「ふぅ……悪は去った……!」

俺は勝ち鬨の手を上げた……そんな俺を女子は赤っぽい顔で見ていたが。



そして、放課後……え?時間が経ちすぎてる?気にすんな。

まだ日本語の事がわからないアーシアに教えてやるのが最近の放課後の俺たちの日常だ。

「うぅ……えっと……ここは……こう、かな?」

「そう!正解よ、アーシア!」

「この調子ならすぐに慣れますわね」

クレアとリンスレットがアーシアの面倒を見る。

なんだかんだ言って二人共面倒見がいいからな……。

「すまない、イッセー。遅れた」

「ごめんなさい、イッセー君。風紀委員の仕事が忙しくって」

そう言って教室のドアを開けて入ってきたのは俺の家に住んでいる二人の少女。

黒のロングヘアに紫の瞳が印象的な美少女が、フィアナ。鳶色の瞳に青髪のポニーテールが映える美少女がエリスだ。

「いいって。それよりも仕事が忙しいって何かあったのか?」

「ああ、エロ二人組がまた問題を起こしてな。それの制裁にあたっていた」

ああ、松田と元浜ね…‥ご愁傷様だな、というか何回も制裁受けてんだからいい加減に止めたらいいのに。

「さて、それじゃ皆戻ってきた事だし。帰るか」

俺たちはそう言って荷物を纏める。

これが俺たちの一日だ。 
 

 
後書き
二巻には介入させない事に致しました。

理由としましては……まあ、その方が話が早くなるって感じですからね。次は設定を出すのですが……明日になりますので、しばしお待ちを。 
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