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ロックマンX~朱の戦士~

作者:setuna
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第一話 転生

 
前書き
夢主がロックマンXの世界に転生する話です。 

 
私はどこにでもいる高校2年生の女の子。
平凡な家庭で生まれ育った。
強いて言うならロックマンXにハマっていたことくらいだろうか?
私は古いゲームを売りにゲーム店に行った。
その時。

「トラックが突っ込んで来るぞーーーーっ!!!!」

騒音と悲鳴に私が後ろを振り向いた時には既にトラックは私の目の前に…。
身体に強い衝撃が襲いかかったのと同時に視界がブラックアウトした。































次に目を開けた時には不思議な空間にいた。

「ここ…どこ?」

「やあ、初めまして」

「!?誰!!?」

振り向いた先には、神々しいオーラを放つ金髪のロングヘアーの女性がいた。

「実を言うと私は神様。女神様です♪」

「はあ…?」

いきなりの女神様発言に少し引いてしまったのは秘密だ。

「あの…私、もしかして死んだんですか?」

「YES♪」

笑顔で言われ、ショックを受けるより頭を抱えたくなった。
出来ればシリアスな雰囲気で言って欲しかった。

「実を言うと、君は本来死ぬはずじゃなかったんだよ」

「死ぬはずじゃなかったって…現に死んでるじゃないですかあ…出るのが絶望的だと分かっていてもロックマンX9が出るの楽しみにしてたのにぃ…」

「……君はロックマンXシリーズが好きなの?」

「はい。次に好きなのはロックマンゼロシリーズとゼクスシリーズですね」

「ああそう…じゃあ、転生先は決まったね」

「え?」

「君のように本来死ぬはずではなかった人は別の世界に転生させるルールがあるの。君はロックマンXの世界に転生させる。」

「え?そりゃあ、エックスやゼロ達に会えるのはう、嬉しいけど…あそこ死亡率がとても凄いじゃないですか!!私、あっさり死にます。確実にあの世行きです!!」

「大丈夫!!戦闘型レプリロイドに転生させればいいんだし。エックスやゼロ、アクセルに匹敵するようなね」

「…本当に出来るんですか?」

「勿論。早速転生を始めるよ?どんな姿がいい?」

「…ZXのロックマンモデルZXの姿で…ZXAのロックマンモデルAもいいけど同性の主人公ではあれが好きです」

「OK。それじゃあ…君のレプリロイドとしての名前は“ルイン”姿はZXのロックマンモデルZX…おまけとしてモデルX以外の形態になれるようにしてあげる…」

「…本当?」

「本当です。だけど、何かのきっかけが必要になるよ。」

「それで充分ですよ」

女の子の身体が光に包まれ、光が消えた時。
そこには、ロックマンZXに登場するロックマンモデルZXと同じ姿をしたレプリロイド“ルイン”がいた。

「じゃあ、新しい人生楽しんでねルインちゃん。またね~」

ルイン「え!!?あ、ちょっと…」

「あ、そうそう、転生の代償に、君の記憶の大半が失われるから」

ルイン「それをもう少し、早く言って…」



































研究所から気晴らしのために散歩をしていた老人は1体のレプリロイドが倒れている姿を発見した。

「これは…!!?」

朱の細身のアーマーに金色の髪。
それは自分の友人に似ていたからかもしれない。
急いで、彼女に触れる。

ルイン「ん…」

「おお、目を覚ましたか。大丈夫か?」

ルインは声のする方を向くと、そこにいた老人に目を見開いた。
この人は発見されたエックスの設計思想を流用し、世界で初めてレプリロイドを開発した天才科学者。
Dr.ケイン。

ケイン「大丈夫じゃ、お主に危害を加えたりはせんよ」

目を見開いているルインを見て、怯えられていると思ったのか、ケインは安心させるように笑顔を見せる。

ルイン「あ、はい…」

笑みを浮かべ、頷き返すルインに、ケインも満足そうに笑みを浮かべた。

ケイン「お主、一体何があったのじゃ?どうしてここに?」

ルイン「あ、はい…私はルイン……私は…私…は?」

ケイン「どうしたのじゃ?」

突如頭を抱え始めたルインにケインも表情を険しくする。

ルイン「わ、分からない…何で…?」

必死に過去を思い出そうとしても記憶は殆ど思い出せない。
かつての自分も…。
頭を抱え、声にならない悲鳴を上げる。

ケイン「もうよい!!すまんな…辛い思いをさせてしもうた…」

申し訳なさそうに言うケインにルインは首を横に振る。

ケイン「お主、行くところがないならわしの所に来ぬか?」

ルイン「え…?」

ケイン「最近1人でいることが多くてのう。話し相手が欲しかったんじゃ」

ルイン「あり…が、とう…」

こうしてロックマンXの世界に転生した少女の物語が始まる。 
 

 
後書き
夢主がロックマンXの世界に転生しました。

夢主紹介

ルイン:CV水樹奈々

転生し、レプリロイドとして生まれ変わった元人間の少女。
容姿の元となったのはロックマンZX主人公のエールのモデルZX。
性能も武器も元となったモデルZXを準拠にしている。
ロックマンモデルZXが元であるために遠近両方に対応出来る形態。
ルインの基本の形態でもある。
ネタバレだが、モデルX、モデルZの形態は無し。
モデルOXはアルティメットアーマーやブラックゼロ的な立ち位置にしようかな。

ルイン・ZXアーマー時の武装。

ZXバスター。

セイバーとバスター、二つの性能を併せ持つ可変能力を持った武装の射撃形態。
性能はエックスに近いが、フルチャージの性能は通常のエックスより高い。
フルチャージには周囲に2つの赤い螺旋状のエネルギー弾を伴った青いエネルギー弾を発射する。

ZXセイバー

セイバーとバスター、二つの性能を併せ持つ可変能力を持った武装の近接形態。
通常のセイバーによる攻撃も強力だが、チャージセイバーの衝撃波により、ある程度距離が離れていても攻撃が届く。

設定
・ヘッドパーツやアーマーは基本取り外し可能だが、ボディと一つになっているレプリロイドも存在する(ペンギーゴ等)。
・アーマーなしだと人間そっくりになる。
・疑似血液有り。
・基本的にレプリロイドは涙を流せるが、そういった機能を持たないレプリロイドも有りにします。
・レプリロイドはエネルゲン水晶やオイル等で補給するのが普通だが、人間のように食物を食べてエネルギーに変えることが可能。食事はレプリロイドにとって娯楽。 
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