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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第6章 無限時計編
  アンチリング

一方、グレイ達の方では・・・


「あ~ら、いい男2人と可愛い男の子。」

そう言ったのは新生六魔将軍(オラシオンセイス)の1人、エンジェルだった。
俺達は今、目的の場所について、その人と出会った。
この場所は洞窟内部で、青色の岩であった。

「新生六魔将軍(オラシオンセイス)!」

「出てきましたか!」

「『エンジェル』というのは貴様か?」

俺達はその人が姿を現したのを見てそう言う。

「その子・・・・・・」

「・・・?」

エンジェルは俺を見る。

「・・・・・・偽物ね。」

「!?」

俺が闇分身だって気づいた!?

「エン・ジェル・たん!オマンは俺の天使じゃきぃ!!!」

驚くのもつかの間、いつの間にかダンって人がエンジェルの前に現れた。

「暑苦しいの嫌い。」

エンジェルはそう言う。

「何だアレは?あれも六魔か?」

「「違う!!」」

フリードさんの言葉にグレイさんとエンジェルはそう言う。

「レギオン隊一番槍こと、ダン・ストリート!
 ルーたん一筋改め、エンジェぽう一筋になったぜよ!!」

ダンはそう言う・・・というかエンジェぽうって・・・何だよ・・・。

「言っておくが、俺はラクサス一筋だ。」

「何張り合ってんだよ!?」

フリードさんの言葉にグレイさんがそう言う。

「おいテメエ!無限時計をどこへやった!」

グレイさんはエンジェルに向かってそう言う。

「知性なき問いかけな事・・・・・・」

エンジェルはそう言い、両手を組んだ。

「コスト40。光よ来たれ・・・・・・我が名の元でその力を抱擁されよ!」

両手が光出し、4枚のコインの様な物が現れた。

「あれが、天使魔法・・・」

「奥深い!神々しい!じゃけど、あの瞳の限り、気になるぜよ・・・。」

フリードさんとダンがそう言う。

「日射しの天使サムシエル、召喚!」


エンジェルがそう言うと・・・とんでもないモノが現れた。


ドン!!


『はぁ~い。お元気ぃ~?うふ、ふふ。』

巨大な変な天使が現れた。そう天使は喋る事ができ、髪型がリーゼントだった。
あと髪になんか変な生き物がいる・・・
姿は豚の様で何故か桃色の毛皮を着ている様であった。

「何だこりゃ!?」

「ムチムチしてて可愛いぜよ!」

グレイさんは驚くが、このダンって人・・・マジで言ってるんですか・・・。

「遊んであげるがよい。」

「ラジャー!遊んじゃうよ!抱っこしてよぉ~!」

天使は俺達の方へやって来た。

「おほぉ!遊んじゃう!抱っこしちゃう!!」

この人何言ってんの!?そんなの・・・



ドーン!


「んほぉ!」

「ほぇった、たあ~!」

天使に殴られて飛ばされたのだった。

「何しに来たんだ、テメエは!!」

「もうほっときましょう。」

グレイさんに向かって俺はそう言う。

「闇の文字(エクリテュール)!痛み!!」

フリードさんの周りに、紫色の文字の様なモノが現れ、
その後に紫色の光が天使に向かって攻撃をした。
・・・・・・一瞬美味しそうに感じてしまった事はだってよう・・・。

「アイスメイク円盤(ソーサー)!!」

グレイさんは氷の円盤で攻撃をした。


ドーン!!


2人の攻撃は天使に直撃した。しかし・・・

「うう~ん、チクチクするよぉ~。」

大して効いていなかった。

「天使の日差し。眩しいよぉ~。」

天使がそう言うと、髪の中にいた豚が2匹現れ、鼻から光を放った。

「ぐぅ!」

「くぅ!」

「(クソ・・・こんな時は本体が1番人だけどな・・・!!)」

俺は心の中でそう思った。闇分身である俺では光を食べる事ができないからである。


ドーーーン!


その後、爆発が起きたのだった。














































一方、エルザ達の方では・・・


ドーーン!


「己の声で滅べ。」

そう言ったのはコブラであった。
ここであった六魔将軍(オラシオンセイス)はコブラで、現在戦闘中であった。

「エバーグリーン!」

「マックスさん!」

エルザさんと俺はそう言う。2人は共にコブラによってかなりのダメージを受けてしまった。

「お前等に聞きたい事がある。キュベリオスを知らねえか?」

「・・・?」

キュベリオス・・・?

「そうか・・・知らねえか。」

「何勝手に納得してやがるテメエ!」

マックスさんは立ち上がってそう言う。

「コイツは人の心の声を聞き取る。」

エルザさんがそう言う。

「それ、軽くセクハラじゃないの!?」

エバーグリーンさんがそう言う。

「小僧。」

コブラが俺の方を見た。

「お前、闇分身と言う魔法で作った偽物だな。」

「・・・!」

どうやらエルザさん達の心の声でも聞いて、わかってしまったか!

「本物の場所もわかった。あいつ等に任せるとするか。」

「あいつ等・・・?」

「もうおめえ等に用はねえ。」

コブラはそう言い、指を「パチン」とする。

『エバーグリーン!』


「「「!!」」」

「まずい、これは!!」

遺跡でやった時を同じ・・・!!!



ドーーーーーン!!!


爆発が起きた。だが俺達は・・・

「助かりました、エルザさん。」

エルザさんの換装の金剛の鎧の盾によって守られたのだった。

「何だ、今の?」

「効くだけの魔法じゃない!?」

マックスさんとエバーグリーンさんがそう言う。

「吸収した音を増幅して撃った様です。」

俺がそう説明をする。

「空気の振動・・・成程。」

エルザさんは換装した。今度は着物で薙刀を持った格好になった。

「聞える。伸縮性の衣。それで音撃を緩和して一撃入れようってか。」

コブラはエルザさんの心の声を聞いて、そう言う。

「はぁ!!」

エルザさんはコブラに接近し、薙刀を振る。

「ふん。聞えるぞ。」

しかしコブラは難なくかわす。

「すきやり!ブラッディクロス!!!」

俺はコブラがかわした所を狙って、闇を纏った手で十字架を創り、それを飛ばす。
それを2つ作っておいた。手裏剣の様に投げた。
いくらコブラでも、闇分身の俺なら・・・

「心が聞けないとでも思ったか?」

「!?」

読まれていた!!?

「ふん。」


バン!バン!


コブラは飛ばした2つのブラッディクロスを手で弾いた。

「はぁ!!」

エルザさんもまた、薙刀で攻撃をした。

「その動き、その太刀筋・・・」

コブラはまたエルザさんの攻撃をかわした。


ダン!


さらにエルザさんの横腹に手を押しあてた。


ドォーン!!


「げぇぁ!!」

その後に音の衝撃でエルザさんを飛ばした。

「ぐぅ・・・・・・!」

しかしエルザさんはすぐに体勢を立て直した。

「流石妖精女王(ティターニア)。動きが鋭くなってきたな。
 グリモアの朝を制しただけの事はある。」

「(グリモアの事も知っているのか・・・。)」

「(確かナツは、何も考えないで攻撃と大声でコイツに勝利した。)」

「それは7年前の話だろ。今の俺には通用しねえ。」

コブラはそう言う。俺には何のことかはわからない。

「ぬかせ!」

エルザさんは大きく飛び上がり薙刀を振り下ろし、急降下して攻撃をした。


スゥ


「!」

コブラはその攻撃をかわす。

「闇竜の鉄拳!」

俺も闇を宿した拳でコブラを攻撃する。


スゥ


「っ!」

心を聞えている為、かわされる。

「7年前・・・」

「?」

「テメエ等のせいで!」

コブラは音の衝撃波を放つ。

「エルザァァ!」

「コージィィ!」

エバーグリーンさんとマックスさんがこっちにやって来る!

「ダメです!!」

俺はそう言うが、もう遅かった。

「俺は!」

『エルザァァ!』

『コージィィ!』

「キュベリオスを失った!」

2人の声の音を増幅させ、衝撃をさらに増幅させた。

「くっ!」

「くっそ・・・!!」

「友を・・・キュベリオスを返せ!」

「キュベリオス・・・?」

「一体誰の事を・・・?」

俺とエルザさんはそう言う。

「だけど、今は!!」

俺はコブラを攻撃しようとする。

「闇竜の咆哮!!!」

俺は口から闇のブレスを放った。


ドーーーーーーーーン!!


スゥ!


「!!」

コブラは俺の攻撃をかわし、俺の目の前にやって来た。

「分身、本物に言っておけ、お前とあの歯車は奴等によって破壊される。」

「!!?」

「あばよ!」


ドン!!


「ぐわああ!!!」

俺はコブラに殴られ、さらに音の衝撃を喰らってしまった。


ボォン!


「闇分身が・・・」

エルザがそう言う。

「さあ、続きと行くぞ。」








































「・・・・・・エルザさんにいた闇分身が、消えたか・・・。」

本物()はそう言う。

「しかし奴等って・・・・・・誰なんだ?」

俺は疑問に思ってそう言うのだった。









































一方、ウェンディ達の方では・・・

「しっかり、しっかりしてください!ビックスローさん!!」

ウェンディはビックスローさんに治癒魔法を掛けていた。

「闇竜の咆哮!!」

俺は口から闇のブレスを放った。

「前方からの嵐!!!」

グリムリーパーは鎌を振りおろすと、雷を混ぜた竜巻を出し、闇竜の咆哮に向かって放った。


ドォォォーーーーーーーーン!!!


咆哮と竜巻がぶつかり、消えた。

「無駄だ。何をやっても無意味だ。」

「く・・・!」

やっぱり闇分身の俺には限界があるか・・・!!!

「う、うう・・・俺の事はいい。コージ!」

「!!」

ビックスローさんが突然、俺の名前を呼び、俺は振り向く。

「ウェンディを連れて逃げろ!」

ビックスローさんはそう言ったのだった。

「無駄だ。そいつはもう動かないだろ。」

グリムリーパーがそう言ってくる。

「隙だらけだぞ、小娘。」

グリムリーパーは雷と竜巻を出し、ウェンディに襲い掛かる。

「っ!!!」

「させない!闇の巨手!!!」

俺は闇の巨手をウェンディを守る様に目の前に現れ、
グリムリーパーの攻撃を防いだ。

「自然現象の前において、人の力や心は簡単になぎ倒される。
 お前達がやっている事は無意味だ。」

「それは、どうかな。」

「?」

「闇竜の咆哮!!」

俺はまた口から闇のブレスを放った。


スゥゥ


グリムリーパーはそれをかわす

「ウェンディ、そっちは頼むよ!」

「うん!」

ウェンディはビックスローさんの元へ行き、治癒を再びを始める。

「何故だ?そいつを見捨てれば、貴様等には勝機があるかも知れぬと言うのに・・・」

グリムリーパーはそう言う。

「仲間・・・仲間を見捨てるなんて、ありえない!!」

「俺達は・・・仲間がいてこそ、戦えるんだ!!」

ウェンディと俺はそう言う。
俺はその後に、闇を纏った手で十字架を創り、それをグリムリーパーに向けて飛ばす。
ブラッディクロスである。

「仲間?」

グリムリーパーは雷を混ぜた竜巻を出し、俺達に向けた。

「ダークウォール!!」

俺はウェンディ達の元へ行き、腕を闇で纏い、巨大な闇の壁を作り、
グリムリーパーの攻撃を防いだ。

「バカ野郎が!お人よしも程々にしやがれ!
 時には仲間を置いていく勇気も必要だぁ!!」

ビックスローさんはそう言う。

「「嫌です(よ)!!!」」

俺とウェンディはそう言う。

「俺は!」

「私は!」

「「見捨てたりなんか・・・しない!!」」

俺とウェンディがそう言うと、ウェンディの治癒魔法の光がさらに輝きだした。

「ブラッディジャベリン!!!」

俺は闇を纏った腕を槍の様な形にし、それをグリムリーパーに向けて飛ばした。

「ぅ・・・おわっ!!」

グリムリーパーは鎌で防ぐが、威力が強かった為、飛ばされた。

「仲間・・・・・・!?」

グリムリーパーは体勢を立て直すが、
突然、頭の中に顔が見えないが4人の人影が見えたのだった。

「誰だ・・・!?」

グリムリーパーは右手で自分の顔を押えていた。

「ぬぅ・・・・・・今のは・・・一体・・・!?」

「コージ、ウェンディ、見たか?アイツ・・・」

「「・・・・・・・・・・・・。」」

「来るな、記憶などいらぬ!!」

「野郎、記憶が戻りつつある。」

「みたいですね。」

「来るな、カゲヤマ・・・!もう言うな!!」

グリムリーパーは自分の頭を手で押さえてそう言う。

「カゲヤマ・・・?」

誰かの名前か?

「(それに・・・何だ、この感じは・・・?)」

俺はグリムリーパーから何かの魔力の様なものを感じた。

「戻ろうとする記憶、それに何かを抵抗しようとする何かの力。
 奴は今、テメエの記憶で押しつぶされそうになってやがんのさ!」

ビックスローさんはそう説明をする。

「辛そうです・・・。」

「ああ!?」

ウェンディの言葉に驚くビックスローさん。

「私の治癒魔法で、あの人の記憶を戻してあげられたら・・・」

「じゃあ・・・・・・やってみるか!」

「ああっ!!?何処までお前等お人よし何だ!!」

ウェンディと俺の言葉にビックスローさんはそう言う。

「俺は別にそうじゃない・・・・・・ウェンディがそうしたいんならそうさせる。
 それに・・・」

「あ?」

「あの人から感じるモノも気になる。ウェンディ、やってやれ!」

「うん!やってみる!!」

ウェンディの魔力が高まっていく。

「貴様等のせいだ!ガキ共、消えろぉ!!!!」

グリムリーパーは鎌を振り下ろし、雷と竜巻を俺達に向けて放った。

「天竜の咆哮(プラス)キュアァァァァァ!!!!!」

ウェンディは口から竜巻のようなブレスを放ち、
さらにキュアという治癒魔法を一緒に合わせて、竜巻に向かって放った。


ドォォォォーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!


「消し飛べ小娘ぇぇぇっ!!!」

「思い出してぇぇぇぇ!!!」

「無茶しやがる・・・・・・っ!!」

「これは・・・またか・・・!!もう少しだウェンディ!!」

俺はウェンディの肩を押える。

「うおおおおお!!!!」

「はあああああ!!!!」

「やれぇ!!!ウェンディィィィィィィィィ!!!!!!!!!!」

ウェンディの放った天竜の咆哮(プラス)キュアが大きくなり、
光輝き、俺達全員にその光は広がっていったのだった。

































「何だ・・・ここは・・・?」

グリムリーパーはそう言う。周りは全て白く、何もない空間であった。

「おい!」

「!?」

誰かの声が聞え、グリムリーパーは振り向く。
そこには記憶で見た顔が見えないが4人の人影と、
4人の間から巨大な鎌を持ち、黒い手袋をはめ、手首から肘の所まで包帯を巻き、
上の服を着ておらず、マフラーの様な物を首に巻き、
スカートっぽいズボンをはいた男がいた。

「情けねえ姿だなまったく!」

「っ!!」

その男にグリムリーパーは驚く何故なら・・・

「俺が望んだ強さはこんなモノだったか?」

「貴様は・・・・・・俺・・・!?」

そう、7年前のグリムリーパーこと、エリゴールであった。




















「どうなった・・・?」

「・・・・・・・・・・・・!」

「うぉぉぉぉ、はぁ!!あああああああ!!!!」

グリムリーパーの体から黒い雷の様なモノが現れ、それは消えていった。

「(アレか・・・・・・感じたモノは・・・アレは一体・・・?)」

俺は心の中でそう思っていた。

「奴の魂から何かが抜けたぞ。」

「ですね・・・・・・。」

アレは一体・・・

「そんな・・・私、人を治す力で・・・人を傷付けてしまった・・・・・・。」

ウェンディはそう言う。

「いや、俺には見える。やっぱりお前は治したんだよ。あいつの心を。」

ビックスローさんがそう言ってくれた。

「そうだよ。お前の治癒で・・・・・・傷付けることなんてないんだ。」

俺はそう言い、ウェンディの頭を撫でる。








































一方、ハッピー達の方にて、こっちでは雨が降っていた。
闇分身のコージはミント、サブはサミエルに担がれ、空を移動していた。

「ふん!」

「けっ!」

「仲悪いな~・・・。」

「サブ、大人げないと思うよ。」

ミントとサミエルはそう言う。

「ところで話は変わるんだけど・・・・・・君達にもう1つ聞いておきたい事があるんだ。」

「聞きたい事?」

「何よ?」

サミエルの言葉にハッピーとシャルルが反応する。

「僕の計算が正しければ、無限時計をどうにかするは
 ・・・・・・君達が持っている、破壊の歯車が必要なんだ。」

「・・・!」

「どういう・・・事・・・!?」

「というか、何で知ってんのよ!!?」

サミエルの言葉に驚く俺達。

「ああ?そんな事聞いてねえぞ?」

変態がそう言う。

「誰が変態だ!!!!!」

「何言ってんだい、サブ?
 簡単な事、バイロ様がそう言ったんだ、遺跡で。」

「あの時ね。」

サミエルの言葉にシャルルが納得する。

「けど今のところ手掛りは0・・・・・・
 だが、新生六魔将軍(オラシオンセイス)はそれを知り、壊そうとしている。」

「やっぱり・・・・・・あの歯車をどうにかする事か・・・・・・。」

「そういう事・・・・・・だが今は、僕達について来て欲しい。」

サミエルがそう言う。俺達が移動しているのはそう言う事である。

「(でも・・・・・・やっぱり、気になるよ。
 サミエルの言う通り、オイラも変な違和感を感じる・・・何だか・・・)」




































「おかしいだろぉぉ!!!!
 まだ一発も殴れてねえ!!!つうか正面からぶつかって来やがれってのぉ!!!!」

ナツさんが大声でそう言う。

「この違和感・・・カナの占いが裏目に出ているような・・・」

「どうなっているんでしょうか・・・。」

ルーシィさんと俺はその違和感の事を言う。

「裏も表もねえ。ボコボコにしてやる!!!!」

ナツさんはそう言い、走り出す。

「ちょっ、待ってナツ!!」

ルーシィさんの声を無視し、ナツさんは攻撃をする。
さらにエルフマンさんとロキさんもジャックポットに接近し、殴りかかろうとするが、
スロットによって防がれ、さらに雷が出て、ダメージを受ける。
エルフマンさんとロキさんがかなりのダメージを受けてしまい、
エルフマンさんは倒れ、ロキさんは一体星霊界へ戻ってしまった。

「ナツ!!」

「まだまだだ。ぜんぜん立てるぞこの野郎!ぜってえぶっ潰してやる!!」

ナツさんはそう言う。

「うん!あたし達には戦いの相性なんて関係ない!」

「それは同感です!」

「おおうよぉ!!!」

俺達はやる気を出して行く。

「・・・・・・。」

「(さっきから・・・見てるだけだな・・・。)」

俺はレギオン隊のバイロをチラっと見て心の中でそう思った。

「(でも・・・・・・俺達・・・何か、見落としている様な気が・・・。)」

俺は心の中でそう思った・・・・・・だが、それが何かはわからない・・・。

「・・・ん?」

俺はある人影を見た。

「評議院・・・?」

それは数人の評議員の人達であった。教会の方に行っている。
何か言っていた様だが・・・・・・ここからでは聞えなかった。

「急に慌ただしくなった・・・?」

ナツさんがそう言う。

「だけど、今はアイツをぶん殴る!!火竜の鉄拳!!」

ナツさんは拳に炎を宿し、ジャックポットを殴ろうとした。

「うおおおおおおおお!!!!」

しかし、ジャックポットが先に・・・

「激!アツ!グーパァーンチィ!!!」


ドカ!ドカ!!


「うおおおっ!!!」

「大当たりでございます!」

何処からともなく、ロボットアームの様なモノが現れ、ナツさんに殴りかかった。

「この!ブラッティクロス!!」

俺は闇を纏った手で十字架を創り、それを飛ばす。

「あっほぃ~い!鉄の壁!!」

ジャックポットはスロットを回し、鉄の壁を自分の目の前に出し、
ブラッティクロスを防いだ。

「やっかいな・・・!!」

「下がっててミッシェル!あたしが絶対に守るから!!」

ルーシィさんはミッシェルさんにそう言う。

「あっはははは!あたくとした事が、遊びに夢中になって大事な仕事を忘れておきました!
 え~、一旦失敬!」

ジャックポットはそう言い、何処かへ行ってしまう。

「お、おい!」

「追い掛けましょう!」

俺とナツさんは急いでジャックポットを追いかける。
ジャックポットは意外と足が速かった。

「こんな時に光の滅竜魔法が使えれば・・・!!」

俺は闇分身である為、光の滅竜魔法が使えない事を悔むのだった。

































「にょほほほほ~!」

ジャックポットは崖につき、その下ある目的の場所を見る。そこは教会であった。

六魔将軍(オラシオンセイス)だ~!」

教会の近くには、評議員の検束部隊の人達がいた。

「ええ~それでは、一気に参ります!そぉ~れぇ~!!」

ジャックポットはスロットを回した。出たのは・・・

「きた、これ!爆!撃!ボーナス!」

爆弾の絵が描いてあった。

「はい!ドッカァーーーン!!!」

ジャックポットの言葉と同時に、教会は爆発した。

「「「「「うわぁーーー!!!」」」」」

その爆撃で、検束部隊の人達は飛ばされた。

「くそ!」

「間に合わなかった!」

「何で教会を!?」

俺達がついた時には、ジャックポットは教会を爆発していた。

「何という事を・・・!!!!」

今まで動かったレギオン隊のバイロもついに動き出した。

「貴様ぁぁぁーーーー!!!」

バイロは持っている杖に魔力を溜める。










































一方、グレイ達の方では・・・


「2人とも、大丈夫ですか!?」

俺はそう叫ぶ。
俺は爆発寸前で何とかかわせたが、爆煙で2人の姿が見えない。

「んん、ふぅ~ん、んん~。」

「ご苦労。」

「見つけたよぉ~。星霊魔導士、捕まえたよ。」

「!?」

俺はエンジェルとその天使を見て驚く。
天使がどこかから星霊魔導士の人を捕まえたのだった。
さらにエンジェルの手には赤色のクリスタルのダガーを手に持っていた。

「振幅制限器アンチリング。決行する。」

「その人に何をする気だ!!」

俺はエンジェルに向かってそう言った。

「少し遅かったわね。」

エンジェルがそう言うと、持っていたダガーが赤く光出す。

「私の生体リングを絶った所で、まだ、同士が・・・」


ズパン!


「ぬおおおおおおお!!!!!」

「っ!!」


ガン!

「くそ・・・こんな時に光の滅竜魔法が使えないなんて・・・・・・くそぉ!!!」

俺は悔しく、地面に向かって拳を叩く。

「ぽい。」

天使はさっきの人をその変に投げた。その人の肌は黄色になっていた。

「ふふふ。」

エンジェルが俺の方にやって来た。

「分身のあなたに特別に教えてあげるわ。
 我々の目的は星霊魔導士の生体リングを絶つ事。そうすれば、我らの祈りが成就される。」

「どういう・・・事だ・・・!?」

「ふふ・・・いずれわかるわ。」

「・・・・・・・・・待てよ・・・じゃあ他にも!!」

「ええ。皆それぞれの目的地で、星霊魔導士の生体リングを絶てたわ。
 そして最後に、本物の子に言っておきなさい。
 あなたは、もうすぐ終わるわ。歯車と共に。」

「!?」

「ふぅぅ~ん!」


ドーン!!


「ぐわああ!!!」

俺は先程の人とエンジェルの話を聞いていたせいで、
天使の事を忘れてしまい、攻撃を喰らってしまった。


ボォン!!


「ふふ・・・さあ、行きましょう。もう、ここには用はないわ。」

「はーい。」

エンジェルは天使に乗り、この場から去った。








































「どういう事だ・・・。」

俺はグレイさん達の所で消えた闇分身からの記憶を見てそう言う。

「・・・・・・。」

でももう1つ・・・・・・あの星霊魔導士の人を・・・助けられなかった・・・。

「くそ!!」

俺も闇分身同様、地面を拳で叩いたのだった。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。何とか早く出せれました。
ほぼ主人公の視点での小説ですが、いかがでしょうか?
また・・・・・・今週のマガジンで、ウェンディがショートヘアーになったのですが・・・
自分としてはありなのか、長い方がいいのか、何ともうやむやな気持ちです。
今後の原作が気になります。では、次回もお楽しみに~!! 
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