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ゼロと最後のしろがね

作者:レンカ
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(寄り道)魔弾の射手

 
前書き
息抜きに書こうと思います。


不定期更新ですよ~? 

 
あの、ルイズとの舞踏会をして二日後。
ナルミは今、トリスタニアの城下町にいた。
なぜかと言うと、オスマンに聞いた魔弾の射手の持ち主がどうしても知り合いに似ているのだ。
そして、暮らしている場所をオスマンに大体で教えてもらったので現在にいたる。

そして、町歩く人々に聞いているがかれこれ二時間が過ぎた今……………
「何の情報も無いのか」
誰一人、その人物を見たことがないと言われた。
「いや、まだだ。今度は店の方に訪ねてみるか」
ナルミはそう言うと、城下町の店が多いところに走り始めた。




~3時間後
夕日がもうなくなろうとして、店からは飲み屋がオープンしていく中………
「ここじゃ………ねぇのか……?」
ナルミはベンチに座り、人々を見ながらため息をついた。
片っ端に店に入り聞くが、全くと言って良いほど無いのだ………目撃情報が………
(まさか、あのジイサン嘘をついたのか?)
そんなことを考えていると、


グゥゥゥゥゥ



腹がなり始めた。
「……しょうがねぇ、近くの店で飯でも食うか…」
頭をボリボリと掻きながら、近くの飲食店へと入っていった。





~数分後

「テメェ……死ぬ覚悟出来てるだろうなぁ!!」
(………どうしてこうなった?)
ナルミは構えを取り、目の前にいるチンピラを見ながらそう思った。
(確か、トイレに行って戻った時に自分の片足が板に引っ掛かり……近くのテーブルに突っ込んだんだよな……)
よく考えればナルミ自身が悪いのだが……
(ついてないなぁ)
内心でため息を吐くナルミであった。
「死に腐れやぁ!!!」
チンピラは手に持っている、斧で振りかぶりながら来たが。
「ヒュッ!」
小さく息を吐きながら上段蹴りが斧の持ち手の部分に当たり、斧の刃の部分はチンピラの後ろの床に突き刺さった。
「まだ、やるか?」
ナルミの問いにチンピラは苦い顔をしていたとき
「どうも、ウチの若ぇ者がスミマセンねぇ……あっ」
近くの席から目を覚ました長身痩せ気味の男が起き上がり、ナルミを見て、指しながら驚いた顔をした。
なぜならそいつは、
「……やっと見つけたぜ?ーーーー」


現実で死んだハズの




「阿紫花英良」

その男だったのだから……

~~さらに数分後

あの後、阿紫花は連れのチンピラを先に帰らしナルミと二人で酒を飲んでいた。
「……フゥ…さて、何でナルミのダンナはここにいるんで?」
空になったグラスをテーブルに置き、真剣な顔で聞く
「ナルミで良い……俺はここの世界に召喚されて、今はその使い魔だ……」
そう言うと阿紫花は少し笑い
「クックックッ。あの悪魔と言われたナルミが使い魔だなんて……」
空になったグラスにワインを入れ、もう一度飲んで
「アタシは死んだと思ってたのに……目が覚めるとここにいるんでねぇ」
ナルミもチビチビとワインを飲みながら
「あんまり言いたくねぇが、お前の死体は向こうの世界で葬儀済みだ」
阿紫花はウゲェっと顔をして
「そいつぁ……聞きたくなかったねぇ」
そして、飲みながらではあるがゆっくりと教えてくれた。
見たことのない森の中で目が覚め、足下には__

「なっ!?人形だと?」
「えぇ、それも馴染みのある《グリモルティ》と《プルネチルラ》が入ってやした」

その荷物を引っ張りながら森を歩いていると近くから戦闘音が聞こえ見てみると……

「ドラゴンと魔法を使う人間が殺しあってたんですよ?最初は夢でも見てるかと思いやしたが、まぁ、アタシも人間側の手助けをしてドラゴンを殺しやした」

ドラゴン殺しに使ったフウ特製の銃を位が高そうなじいさんにあげるのを条件に情報交換をして、この世界の事を知った。

「後は、この町に来て『阿紫花組』を旗揚げしやして。ナルミに会ったのはびっくりでしたね」

その後、阿紫花とナルミは向こうの世界の情報とここの世界の情報を話し合った。

トリステイン学院に戻って、ルイズに怒られるのはまた別の話し………



 
 

 
後書き
暑いなぁ………

久々の登場のレンカです!

駄文ですけど、暖かい目で見ていてください! 
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