ファンタシースターオンライン2 蒼穹の剣士
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第十一話 血の覚醒(ブラッド・トランザム)
前書き
ジルベールの特殊能力紹介
血の覚醒(ブラッド・トランザム)
ナハト家での特殊能力となっており、ジルベールの祖父がこの血の覚醒(ブラッド・トランザム)の状態で、ダーカーの親玉であるダークファルスと互角に闘い、勝ったことからアークスの中では伝説となっている、
しかし、ナハト家の中ではほんの数人しかこの状態になることは出来なかったのである
条件は、限界を超えた怒りを覚える事でなると言われている
この状態になれば練気開放の効果を上回り、能力が驚異の50倍まで跳ね上がる
特徴としては髪が強制的に銀髪になり、目が赤くなり、そして十字交剣のナハトの家紋が身体中の何処かに現れる、オーラが赤黒くなり、時折赤黒い稲妻が迸る
ジルベールは十字交剣の位置は顔の右側
ジルベール「許さねぇぇぇぇぇぇぇっ!」
と叫び、赤黒いオーラが激しく放出され、そのオーラが晴れてきて中から現れたのは…藍色の髪を銀髪に染め、蒼い瞳は鮮血の如く赤く染まり、顔の右半分に十字交剣のナハト家の家紋があった
その豹変に周りは一斉に驚きの色を隠せなかった
特にルシードは恐怖を感じていた
それ故にエルシアを捕まえてる手を緩めてしまい、エルシアは脱出した
アクア「ナハト家の人々はこう言うわ…血の覚醒(ブラッド・トランザム)と…」
そうアクアの言葉に反応したキース達は
キース「血の覚醒…」
カリーナ「な、なんか怖いわね…」
エルシア「でも、感じるんだ…」
アルト「え?何が?」
エルシアの言葉に反応したアルト
エルシア「ジル君…あの姿になっても…わかるの…ジル君優しいから、みんなが倒れて、あたしが捕まって…それでああなっちゃったと思う…だからジル君の優しさは感じるんだ」
由花里「私もですわ…邪悪な容姿に変貌しているのに…あの方の優しさが伝わって来ますわ」
アテナ「…うん…感じる…」
ジルベールの変貌ぶりに驚きがあったキース達だが、ユウリはある疑問にぶつかった
ユウリ「あの、先生は覚醒出来るんですか?」
と聞いてみた
アクア「いやぁ…あたしは出来ないよ…」
と笑いながら返した
ルシード「な、なんだそれは?お前の方が邪悪な雰囲気になっているではないか…」
笑いながら言うルシードだが、顔が恐怖で歪んでいる
ジルベールは赤黒いオーラを出しながらルシードに歩き始め、
ジルベール「もう…容赦、手加減、情け無用…お前を斬滅する!」
そしてジルベールは左手を天に掲げた
その掌に赤黒いオーラが集まってきて、やがて一つの剣となった
その剣は全体的に黒い色で統一されており、鍔の部分が刀身と一体化になっており、先端のほうは細くなっている
キース達はジルベールの新しい剣に注目していた
キース「なんだ?ジルの新しい剣か?」
カリーナ「黒い…剣…?」
ユウリ「見た事ないです…」
クルル「ジルさんって…剣何本持ってるんだろう…」
エルシア「ジル君の剣…かっこいいなぁ…」
リン「あの剣…私欲しいです!!」
とはしゃいでいる一方
結花理「先生、あの剣は?」
とアクアに黒い剣の事を聞いた結花理達であった
アクア「あの剣は、『黒陰剣(こくいんけん)・闇夜(ナハト)』」
アルト「ナハトって…まさか!?」
アクア「そう、あの剣は血の覚醒に目覚めた者が初めて装備することが許されるナハトの武器よ、当然本人以外は扱えないわ…」
アテナ「…本人以外の人が持つとどうなるの?」
アクア「さあ…まあ、天罰が下るんじゃない?」
そうして戦いに目を向けた結花理達であった
ルシード「くだらん!!姿形が変わった位で何がどうなるんだ?」
ジルベールは無言で剣を抜刀し、一瞬で消えた
ルシードはいきなりジルベールが消えた事に戸惑い隠せなかった
ルシード「ええい、何処だ!」
と叫んだ途端、凄まじい衝撃がルシードの背中に襲った
ルシード「がっ…な…!?」
ルシードの背中に飛び蹴りをかましたジルベールが逆袈裟に剣を振り切ろうとしていた
ジルベール「ぶっ飛べ!」
ズバァァァァァァッ!!
ルシード「のわあああああああっ!」
思い切り斬り上げられた
ジルベールは刹那で追いかけ、
ジルベール「貴様だけは絶対に許さねえ…」
追い付いたジルベールは刀でルシードを滅多斬りにした
ルシード「がっ!ぐあっ!!ごふっ!!ぐおっ!!がはっ!!」
ジルベールのラッシュをまともに受けているルシードは、反撃すら出来なかった
そしてジルベールはルシードを剣で地面に叩き付けた
ルシード「ごはっ!!」
ルシードが叩き付けられた所を中、心にクレーターが出来た
ジルベール「この一撃で…決める!」
落下スピードに勢いを乗せて剣を上段に振り上げた
それを見たルシードは
ルシード「ヒィ…や、やめろ…」
そしてジルベールは剣をルシードに目掛けて降り下ろした
ジルベール「天翔冥斬封!」
ドゴォォォオォォォォオオオオオン!!
ルシードが叩き付けられた時よりさらに強い衝撃が起こった
それと同時に、一回り大きいクレーターも出来た
ジルベールはそのクレーターの中から飛び出して着地した
キース「ジル!やったか?」
ジルベール「…」
そのクレーターの中からボロボロのルシードが這いずって出て来た
カリーナ「げ!?まだ生きてる!」
結花理「意外にタフですわね…」
アテナ「…しつこい男…」
ルシードは辛うじて何とか生き残っていた
そのルシードにとどめを刺そうと歩き始めたジルベール
そのジルベールにルシードは
ルシード「ま、待て!私を倒してもエルシア嬢と私の結婚はもう親の間で決められているんだぞ!」
と、捨て台詞と同然の言葉にジルベールは後ろを振り向き、
ジルベール「キース…例の件は?」
キースはデバイスを通話機能で誰かと話していた
キース「おう、たった今エルシアの親父さんの会社がイクリプス社の子会社になったぜ」
ルシード「な、なんだとぉっ!!」
ルシードは最後の切り札が破られた事に絶望的な雰囲気となった
ジルベール「お前がエルシアを結婚相手にするにはいくつかの理由があると見た、まずエルシアの父親の会社はお前の会社の子会社であることが一つの理由で出た、つまり、利益や仕事が欲しければルシードとエルシアを結ぶってことだろう…そこで、キースに頼んで」
キース「エルシアの親父さんの会社をイクリプス社が買収したって事だ、これで結婚は破談だな」
ルシード「…」
もはやルシードには打つ手が無かった…そしてその顔が狂気によって狂い果ててしまう
ルシード「フフ…ハハハハ…ヒャハハハ!!貴様らァ!!貴様らァ!!貴様らァァァァァァァ!!」
狂い果てた獣の如く、ルシードは勢いよく突進した
ジルベール「…」
抜刀し大きな円を描くように剣をゆっくりと動かし、気を集中させるジルベール
赤黒いオーラが剣に集まり、時折赤黒い稲妻が迸る
ジルベールが大上段に剣を振りかぶり、その剣は今にも爆発しそうなオーラを纏っていた
ジルベール「消し飛べ!ナハト流・冥雷閃光斬(めいらいせんこうざん)!!」
ジルベールは全身全霊の力で剣を降り下ろした
その剣から特大の赤黒い稲妻が放たれ、空気を切り裂き、地を抉った
稲妻は突進してきたルシードを襲い
ルシード「ぐうっ…ぐわああああああああああああああああああああああっ!」
激しい稲光と共にルシードは消し飛ばされた
ルシードと稲妻が衝突した所は、大きいクレーターが出来ていて、時折赤黒い稲妻が発生した
エルシア「やった…の…?」
エルシアは恐る恐る聞いた…
ジルベール「安心しろエル、奴の気配はもうしない」
その言葉を聞いたエルシアは途端に明るい顔になり、
エルシア「やったぁ!!ジル君!!」
ムギュウゥゥゥゥゥ…
とジルベールに抱き着いた
ジルベールも今回は振り払おうとはせず、抱き返してエルシアの頭を撫でた
それに続いて
キース「やったな!ジル!」
カリーナ「さっすがジルだね♪」
ユウリ「良かったぁ…無事で…」
クルル「本当に…お強いのですね」
リン「さすが、ジルさん!どっかの誰かとはまた違う!」
キース「おい、リン!!それは誰の事だ!!ぁあ!?」
リン「べーつに」
ジルベールは深呼吸をすると何時もの藍色の髪、蒼い瞳になり、赤黒いオーラが消えて、十字交剣の紋章も消えた
結花理「ジル様!体調はどうですか?」
と聞いてきた
ジルベール「ああ、何ともないが…」
結花理「でも、あの練気開放に似ているので…」
結花理は練気開放の副作用を心配していたのだ…
アクア「ああ、その心配は無いよ」
結花理「本当ですか!?」
アクアの言葉に安堵する結花理
カルア「練気開放は体内に貯めた気を放出させることによって能力を高める、しかし血の覚醒はその逆、大気中のフォトンが感情に反応して体内に入り込み、気と混じり合って放出されるのよ」
と違う声の主に全員が発生源に向いた
アクア「おおーカルア!やっと来たー」
ジルベール「カルア姉…何でここに?」
エルシア「え?カルア姉?」
カリーナ「もしかして、あなたも…?」
ユウリ「ジルさんの…お姉さんですか?」
とカルアに質問してきた
カルアはまさに女神のような笑みを浮かべ
カルア「初めまして、ジルベール・ナハトの姉でナハト家次女、カルア・ナハトです、何時もジルがお世話になっていますわ」
突然のカルアの登場に驚いたキース達
そして他の生徒はというと
まず女子は
「わあ…綺麗な人…」
「ああなりたいなぁ…」
「女神みたい…」
そして男子は
「う、美しい…」
「可憐だぁ…」
「綺麗だなぁ…」
とぼやいている
アクア「カルアぁ…ちょっと校舎をさ、修復してくれない?おねがいっ!!この通り!!」
カルアはため息をついて
カルア「はぁ…もう仕方ない…」
そういってカルアは中庭の中央に移動した
目を閉じ、徐々に風が巻き起こりそして…
カルアから赤黒いオーラが放たれ、白い髪はそのままで、蒼い瞳は赤くなり、右肩に十字交剣の紋章が出た
クルル「ふええぇぇっ!!ぶ…血の覚醒!?」
ユウリ「ジルさん意外にできる人がいたなんて…」
アルト「ねえ見て!カルアさんが浮いてるよ」
アルトの言葉通り、カルアはゆっくりと浮遊し、両手を天に掲げた
カルア「はああぁぁぁぁぁっ!!」
掲げた両手を左右に広げると、ボロボロの壁や地面が次第に元通りになっていくのである
アテナ「…すごい」
結花理「これは…テクニック?」
アクア「違うよ、気とフォトンを融合した治癒術、ナハト流・聖天治癒光(せいてんちゆこう)よ」
そしてゆっくりと降りてきたカルア
カルア「ふう…久々に使ったわ…」
アクア「ありがとねーカルア」
こうして、ジルベールとルシードの戦いは終わった…
ジルベールは家に帰り、すぐに風呂に入った…
ナハト家の風呂は旅館の浴場の様に広く、何十人か入れるのである
今日は疲れた…別の意味で…
出来れば奴の顔は見たくない…もう二度と…
風呂の気持ち良さかジルベールは寝てしまった…
と暫くして、脱衣場に一人の人影が…
人影は風呂の戸を開けて、ジルベールが寝ている湯船へ向かった…
ムギュウゥ…
ジルベール「…?」
なんか重い…
妹達か?
そう思って目を開けたら…なんとそこには…
エルシア「やほージル君♪」
エルシアが俺の上に覆い被さっていた
…
……
…………
ジルベールはもう思考回路が停止しそうなのである
エルシアが何故ここにいるのか?
何故風呂に入ってきたのか?
そしてなによにも何故裸なんだ?
普通タオル位は巻くだろうに…
ジルベール「…俺は出るぞ…その…目を瞑っててくれ」
と出ようとすると
エルシア「あ、待って!!」
と右腕を抱いた
エルシア「ちょっと大事な話があるの…ねえ…駄目?」
上目使いでお願いするエルシア
ジルベール「わかった…それとエル…」
エルシア「どしたの?」
ジルベールは頬を赤めて
ジルベール「その…当たってるんだけど…」
エルシア「ふぇ?」
抱かれている右腕がエルシアの胸に当たっていたのだ
しかしエルシアは笑顔で
エルシア「大丈夫!気にしないよ!」
となんとも能天気な…
ジルベール「俺が気にするんだが…」
それからお互い湯船に浸かり、エルシアが抱き着いた方が良いと駄々をこねるので仕方無く先程の湯船の縁に寄りかかっているジルベールの上にエルシアが乗っかっているという体制であった
それでもエルシアの体が押し付けられているような感覚でジルベールはどうにも落ち着けなかった
…
……
………
それから暫くして
エルシア「えへへ…こうして一緒にお風呂入るって久しぶりだね」
ジルベール「10年も前の事だろ…よく覚えてるな」
といきなり昔話をしてきた
エルシア「うん!ジル君との思い出は何時になっても覚えてるよ!」
ジルベール「俺とのだけかよ…」
相変わらずこいつの執着心振りには感心する
幼い頃から俺が出掛けるのを見かけると、『一緒に行くー』と何時も着いてくる
その為周りからカップルと間違われる事もしばしばあった…
時々道場に訪れる事もあるのでエルシアを見ない日は無い程であった
ジルベールは一つ聞いてみた
ジルベール「なあ、エル…何故俺と一緒にいたがるんだ?俺はそんな良い男でも無いし、お前は俺の何が良いんだ?」
そう聞いたエルシアは顔をジルベールの顔に近づけて
エルシア「全部だよ…見た目、容姿、声も、性格もぜーんぶ大好き」
ジルベール「性格って…俺はそんなに甘くないぞ?」
ジルベールは小さく笑い言ったが
エルシア「だって、ジル君優しいもん…何時も着いていってる時、手を繋いでくれたもん」
ジルベール「あ、あれは…その…エルが迷子にならないように手を繋いだだけだ」
とまたもやジルベールは赤面した
エルシア「ジル君…本当に優しいね…」
ジルベール「優しい…か…っ!?」
不意にジルベールの唇がエルシアに奪われた
エルシアがキスをしたのだ…
それはとても長く、結花理の時よりも長く感じた…
エルシア「…ぷはっ…えへへ…ジル君とのキスは2回目だね♪」
ジルベール「は…2回目だと?」
と聞こえてきた2回目という言葉に反応したジルベール
エルシア「えー覚えてないの!ほら!小さい頃一緒に川で遊んだ時に落ちちゃって、岸に上がった時にあたししたじゃん」
そう、それはエルシアが『人工呼吸だよー』って言ったからキスでは無いと判断したが…
そういう意味が込められていたのか…
エルシアはまた抱き着いて
エルシア「ジル君…だぁい好き…ずっと…これからも一緒にいても良い?」
と告白してきた
エルシアはいつも一緒にいて、いつもつきまとっていたが、
ただ彼女の笑顔は、嫌いじゃ無かった…
むしろ…大好きだ…
ジルベール「俺も…お前の事が…好きだ…」
エルシア「えっ!?」
突然の返答とその内容に驚くエルシア
ジルベール「こんな俺と一緒にいて楽しいなら…一緒にいても良いよ…それに…エルの笑顔を見ると…癒されるしな」
この言葉に、エルシアの顔は笑顔になったと同時に涙が出てきた
ジルベール「何泣いてるんだ」
エルシア「泣いてなんかないよぉ…グスッ…これは…嬉しいんだもん…だって…」
ジルベールはそんなエルシアを抱き締め、頭を撫でた…
ジルベールに護りたい物が出来た…
エルシアというジルベールにとってかけがえのない存在である
ジルベール(護っていこう…エルシアも皆も…俺が護る!)
風呂から上がったジルベールとエルシアは早速姉妹達の尋問に出会した
そしてもうひとつエルシアから報告があった
エルシアが暫くナハト家に居候するのである
エルシアの父親が長期出張のため、家に居ないのである
そこで、ナハト家で預かってくれないかと言ってきたのである
姉妹全員は了承した
以前のジルベールなら駄目だと言いそうだったが
彼氏と彼女の関係になった二人は勿論了承した
エルシアが正座をしてお辞儀した
エルシア「不束者ですが、よろしくお願いします」
と言った
ジルベールの学園入学から1ヶ月が経った
この1ヶ月で多くの仲間、戦い、そして護りたい物が出来た…
しかし、ジルベールの戦いはこれから苛烈を極める事となる
暗い夜道…
そこにボロボロの人影が彷徨いていた
全身が焦げており、顔は酷く変形して醜い物となっており、所々腫れている
そう、先の戦闘でジルベールに負けた
ルシード・フォン・アドラステアである
ルシード「ジル…ベールゥゥゥゥゥゥ…」
ルシードは呪詛を含んだ口調でジルベールの名前を言い続けていたのだ
ルシード「ジルベールゥゥゥゥゥゥ!!この屈辱ゥゥ…勝利だけでは収まらないぃぃぃ!!殺してやるぅ!!無惨に!!醜く!!何時かぁ!!殺してやるぞぉぉおおおお!!」
と吠えていたが
「ふん、吠えるだけでは何も変わらんぞ」
ルシード「!?」
ルシードの後ろに黒いコートの男がいた
背は高く、体格が良くて、顔は暗い為か、解らないが…とにかく不気味な雰囲気の男であった
ルシード「なんだぁ貴様はぁ!!貴様もぉ!!私の邪魔をするのかぁぁぁぁぁ!!」
と怒鳴ったが
「力が欲しいか?」
ルシード「何!?」
コートの男が右手を出し
「我の組織に入れば、ジルベールを超える力を与えてやろう…勿論嘘ではない、本当だ」
ルシードは目を見開いた…
そしてルシードの心に邪悪な心が完全に覚醒した
ルシード「フフ…ハハハハハ…アハハハハハハッ!!良いだろう!!彼奴を殺せるならぁ!!何でもやってやるぅ!!殺しでもぉ!!破壊でも!!何でもやってやるぞぉ!!」
不気味な笑みを浮かべ、狂気に満ちた声で了承したルシード
コートの男も笑みを浮かべ
「よし、貴様は反アークス組織…『死神蜘蛛』(タランチュア)の一員だ…フフ…」
ルシードは天に向かって吠えた
ルシード「見てろよぉ!!ジルベールゥウウウ!!貴様を超える力を得てェェ!!必ず貴様を殺してやるぅううううううううううううう!!」
その暗い空間に、ルシードの狂気が響いた
後書き
ジルベール「これにて第一章終了…やれやれ長かったな┐(-。ー;)┌」
キース「まあ、いろいろあって退屈はしなかったな」
カリーナ「まあ、あんた達と友達になったしね、ユウリ?」
ユウリ「うん!私もクルルちゃんと友達になったもんね」
クルル「えへへ…ユウリちゃんありがと…」
ジルベール「さて、第二章だが、新クラスが出るぞ」
カリーナ「なにそれ!教えて!!」
キース「次回をお楽しみに」
カリーナ「おーしーえーてーよーーーーーー\(>_<)/」
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